クリント・イーストウッド監督、主演、1976年製作の異色ウェスタンです。音楽はジェリー・フィールディング。西部劇なのにマーチ風のスネアドラムが印象的で、ラジオで初めてこの曲を聴いた時、子供心になんてかっこいい曲なんだと思いました。僕をアマチュア・ドラマーの道に走らせたサントラです。後にこのテーマ曲のドラムパートを完コピしてバンド仲間に披露したところ、「お前、バンドやめて吹奏楽やったら?」と軽くあしらわれてしまいました。ロックばかり聴いている友人には、ロックもサントラも聴く僕の嗜好は理解してもらえなかったようです(笑)。ジェリー・フィールディングはこの作品以外にも、「ワイルド・バンチ」「キラー・エリート」「ガントレット」などでもスネアを効果的に使用しています。西部劇の音楽としてはかなり斬新な作品ですが、残念ながらCDはオフィシャルリリースされていません。ジェリー・フィールディングのファン・クラブ用に頒布された?ジェリー・フィールディングコレクションのVol.1としてリリースされているのみです。このCDにはオルタネート・ヴァージョンを含め全38曲が収録されています。サントラLPが12曲入りでヴァージョン違い(LPの方が再録と思われます。)なので、このレアCDを見つけたら即買いだと思います。これも是非CDで正規盤が出て欲しいアルバムです。