安倍首相と言えば、アベノミクスと言われるほど、代名詞として取りざたされています。しかし、その絶好調期のアンケートで、満足している人は６パーセントほど。つまり、我が国の富裕層だけに利益が集まる仕組みがアベノミクスであることは、消費税増税したのに、社会保障関連はサービスが減り続け、代わりに政治家や国家公務員の給与が増え続けている現状をみれば容易にわかります。
アベノミクスで、一時的にとはいえ株価が上がり、為替が下がり円安になったことを評価する人々もいますが、それによって利益を得たのが、上述した富裕層の６パーセントだけであったことは明白で、我々国民は著しく損をしています。
そもそも首相自身、トリクルダウン(富裕層から利益が下りてゆく)を考えていないと明言しています。つまり、最初から富裕層だけのためにアベノミクスがあることを明言しているのです。
株高・円安も、政府関連や年金関連の我が国の国富をつぎ込んだ結果で、その利益も富裕層である６パーセントの人々と外資が吸収したことで、我が国の年金による資産運用でさえ、マイナス５兆円となりました。まだ、運用途中で、結果とは言えないとは、年金のマイナス分についても言い続けていることで、政府がそうゆうときは、どうしようもないときの言い逃れと考えた方がよいでしょう。
つまり、アベノミクスはやればやるほど国富を減らし続け、国民にわたるべき社会保障費が減り続けていることを示し、国を貧乏にし続けていることがわかります。現に、毎週、日銀は、１５００億円ずつ金融市場にお金をつぎ込み続けています。日銀も政府の一機関にすぎませんから、国のお金です。アベノミクスをきっかけに、国富が確実に減り続けているのです。
また、テロには屈しないと、アラブで首相が公言したことで、日本人は、テロリストから狙われるスイッチを押したこととなりました。その結果、前回のアルジェリアのように、今回のバングラディシュのように、日本人の犠牲者が出るようになりました。テロリストと直接敵対していない、観光客や現地のインフラ整備のための仕事をしている人たちでも、テロリストは危害を加えるようになったのです。
加えて、地震の確率が低かった熊本でさえ、大きな地震が起こり、被害が拡大している危機の時代の現在に、福島第一発電所で、その危険性のあきらかな、現在でさえ、処理できず、日々放射能汚染水を漏らし続け、凍土壁が凍らずに一部をコンクリートで被覆するなど、コントロールされていない原子力発電所を廃止せずに、本来一番高い発電コストを、民のお金をつぎ込み続けることで一番安くしているので、電力会社とともに、そこに集まる利権のために、続けようとしています。しかし、そのほとんどは、断層の上にあり、原子炉を冷却するための配管が経年で腐食していても、放射線が高いために、取り換えられず、強い地震が起これば、配管の破断でメルトダウンが起こりやすくなっていることを隠し続けています。原子炉は、耐震性が高いといっても、実際は、配管の破断を恐れ、震度３でも一度止めて、配管の確認をしている状態で、極めて脆弱な発電システムなのにです。
現在の熊本・大分周辺では、川内原発や伊方原発が大きな地震の起こる可能性の高い場所にあります。本来は、原子炉や燃料プールから燃料棒を抜いて、原子炉を停止させないと、福島第一の二の舞になる可能性がたかいのにです。伊方は、首相の選挙区の山口に近く、放射能汚染されれば、瀬戸内海は大打撃をこうむります。
首相の現在までの政策は、一将功なりて万骨枯れる(一人の人の功績のために多くの人々を犠牲にする)という言葉がぴったりくるような政策だと感じます。
安倍首相は、おじいさんの岸首相のしたことをなぞっているだけだと感じます。アメリカの言うように安保を維持し、アメリカの言うようにTPPを締結し、アメリカの言うようにテロに屈しないと言ってみたり、まさにアメリカに対してイエスマンと言われた岸首相そのままです。安倍首相は、我が国に対して、国富を減らし、国民を危険にさらせ続けています。安倍首相は、国民の財産を吸い上げ続け、富裕層に利益を与えています。結局、安倍首相は、我が国を弱らせるために首相を続けているかのように感じます。
経済は、経世済民(民を救うための政策)という言葉が原義です。民を救うための政策でなければならず、自らを殺して、富裕層の利益を吸い上げて、人々を救うべきだと考えます。
今、すべきことは、アベノミクスを推進して富裕層を豊かにし続けることではなく、貧困層を、救い、底辺の底上げで、一億総中流に近づけることが、国内消費を高め、人々が安心して生きてゆけるのではないでしょうか。
ゆえに、私は、平均年収プラス１００万円以下は、社会主義的に国が国民を守り、平均年収プラス１００万円以上は、資本主義的な自由をもった国を創るべきだと考えます。
現在は、過去が通用しない、危機の時代です。
生き残るためには、国民が国を、国が国民を護るしくみをつくり続けねばならないと考えます。
安倍首相は、我が国に対して、国富を減らし、国民から搾り上げ富裕層につぎ込むことで国力を落とし続けていると考えます。
(これらの記事については、不定期に、マスコミ各社にニュースリリースの形で発信しています。)
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☆現在の全国の放射線量の測定値です。福島第一発電所は、福島県をクリックしてご確認ください。現在も、かなり高い数値(真っ赤)になっています。http://new.atmc.jp/
☆リンクは、「常富野愛(つねとみのあ)は男です。」で、トータルで年間2兆円以上、維持にかかる天皇制廃止について書いています。まずは、すべて読んでみて下さい。天皇制廃止によりできた年間２兆円以上の財源で食品の消費税0を行えます。天皇から国民に国を取戻しましょう。http://blog.livedoor.jp/tunetominoa/archives/2014-05-25.html