いつから放置してるんだかもう記憶にない、ブログ開設3日目に仕掛けた罠への自爆ドボン作。読み直すだけでは書けない気がしてきたので、修正しながら1話から順にアップしていきます。
(投稿済みだった分の加筆修正は終了し、現在は書いてすぐアップという、通常運転な危険投稿を繰り返しています)←誤字脱字ありまくり
素敵な獲物さん作でなくて、ほんと申し訳ないです。(´・ω・`)
魔人の駄作なんて、興味ないし!という99パーの方はバックプリーズ。
暇つぶしのために読んでやるぜ!という勇者さんのみ読んでくださいね。(;´▽`A``
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
逃げる彼女をつかまえろ!<1><2><3><4><5><6><7><8><9><10><11><12><13><14><15><16><17><18><19><20><21><22><23><24><25><26>
逃げる彼女をつかまえろ!第27話
(な、な、なななななななにぃいいいいいい!)
昼食のお弁当を食べ終え、ホッと一息ついたキョーコ。
ラブミー部室にあるテーブルの上には空のお弁当箱やお茶のボトル、その他手つかずの「蓮持ち込み篭城用フード」数点。
椅子の上には、動揺するキョーコ。
その横には……
ネクタイを外し、シャツのボタンを全開にした大先輩、敦賀蓮が立っていた。
はだけたシャツの中から、その鍛え上げられた美しい肉体をチラ見せしているが、キョーコはそれにウットリするどころではなかった。
「な、な、なっ!!つ、敦賀さんっ、あのっ!どどどどどっ!」
動揺するあまり上手く喋ることができない天然記念物的純情乙女。
それを熱い視線で見下ろす彼じゃなければ変態認定確実な敦賀蓮。
「最上さん、お願い……があるんだ」
「ふぁ、ふぁい!!」
「シルシ……」
「ふへっ?」
「君のモノだっていうシルシ」
「はっ?」
「俺につけてくれないか?お願い…だ」
「え?」
すでに準備万端な男が己の裸の胸を指し示しながら、懇願する。
(シルシって!!もしかして?え?なぜ?どうして?」
少女の脳裏に浮かぶ懐かしい日々。
確かに過去、この胸に、そして、首に、シルシをつけた経験はある。
「ど、どうして?そ、それにこんなところで……っ」
キョーコには理解不能な要請であった。
何故にそんなものを強請られるのか、わからない。
蓮の行動意図がまったくわからないし、二人きりのラブミー部室でシャツをはだけるなんて破廉恥だと思う。
その疑問が通じたのか、目の前に迫るようにして立っていた、蓮が動いた。
「ん?あ、そうだね」
スタスタとドアに向かい、鍵をかける蓮。
「え?」
彼に通じたのは「誰が入ってくるかわからないラブミー部室」への懸念だけだったようだ。
おまけに、キョーコのもとに戻りながら、何故かシャツを脱ぎ捨てるという行動に出た。
半裸の大男は、椅子の上に座ったまま固まっていたキョーコの両腕を掴み、己の胸元に身体を引き寄せた。
裸の胸に顔を押し付けられたキョーコは、大パニックだ。
「つつつつつ、敦賀さぁああああんっ!!」
「お願い、最上さん」
「い、いえ、あのっ!!」
「……前にしてくれたみたいに、君のシルシをつけて?」
「で、でも、その……あの……そ、そうです!モデルのお仕事に支障がっ!」
理由はわからないが、蓮から胸にキスマークをつけてほしいと強請られていることはわかった。
だがしかし。
「へい、よろこんでぇ!!」
とオーダーを受けた居酒屋店員の様に応じるわけにはいかない。
(ば、罰?これは何かの罰なの?)
理解不能な要請を受けても天然記念物的純情乙女でいて、恋愛感情壊死の曲解思考なキョーコには、嫌がらせの様にしか思えない。
それに、だ。
俳優の仕事の他にモデル業もしているこの先輩は、人前で裸になる機会も多い。カインの時でも問題ありだったそれを、今の彼に施すだなんて、頷ける筈がないのだ。
「ダイジョーブ……1週間はそういう仕事がない……だから、お願い」
「で、でもっ」
(全然ダイジョーブじゃありませぇええん!)
が。キョーコが心の中で上げた悲鳴は彼には届かない。
「じゃあ……俺が君につけてもいい?」
(なにが、じゃあなんですかぁあああ!)
蓮の大きな手のひらにより、その胸に固定されていたキョーコの頭が少しだけ自由になった。
そっと見上げた先には……
(よ、夜の帝王ぉおおおお!なんでぇえええ??)
このお方が出てしまえばもう自分の意見など通してもらえない。
それは長い付き合いで経験済みなこと。
さわさわと耳元や首を撫でる大きな手に、蓮が本気なことを悟った。
(誰か助けてぇええええええええ!)
<28>に続く
期待していた程の展開でなくてすみません。あはは!
非常に反応の少ない魔人駄作。(´・ω・`)
感想コメント(コメ欄&拍手コメ欄より)お待ちしております!
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(な、な、なななななななにぃいいいいいい!)
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椅子の上には、動揺するキョーコ。
その横には……
ネクタイを外し、シャツのボタンを全開にした大先輩、敦賀蓮が立っていた。
はだけたシャツの中から、その鍛え上げられた美しい肉体をチラ見せしているが、キョーコはそれにウットリするどころではなかった。
「な、な、なっ!!つ、敦賀さんっ、あのっ!どどどどどっ!」
動揺するあまり上手く喋ることができない天然記念物的純情乙女。
それを熱い視線で見下ろす彼じゃなければ変態認定確実な敦賀蓮。
「最上さん、お願い……があるんだ」
「ふぁ、ふぁい!!」
「シルシ……」
「ふへっ?」
「君のモノだっていうシルシ」
「はっ?」
「俺につけてくれないか?お願い…だ」
「え?」
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確かに過去、この胸に、そして、首に、シルシをつけた経験はある。
「ど、どうして?そ、それにこんなところで……っ」
キョーコには理解不能な要請であった。
何故にそんなものを強請られるのか、わからない。
蓮の行動意図がまったくわからないし、二人きりのラブミー部室でシャツをはだけるなんて破廉恥だと思う。
その疑問が通じたのか、目の前に迫るようにして立っていた、蓮が動いた。
「ん?あ、そうだね」
スタスタとドアに向かい、鍵をかける蓮。
「え?」
彼に通じたのは「誰が入ってくるかわからないラブミー部室」への懸念だけだったようだ。
おまけに、キョーコのもとに戻りながら、何故かシャツを脱ぎ捨てるという行動に出た。
半裸の大男は、椅子の上に座ったまま固まっていたキョーコの両腕を掴み、己の胸元に身体を引き寄せた。
裸の胸に顔を押し付けられたキョーコは、大パニックだ。
「つつつつつ、敦賀さぁああああんっ!!」
「お願い、最上さん」
「い、いえ、あのっ!!」
「……前にしてくれたみたいに、君のシルシをつけて?」
「で、でも、その……あの……そ、そうです!モデルのお仕事に支障がっ!」
理由はわからないが、蓮から胸にキスマークをつけてほしいと強請られていることはわかった。
だがしかし。
「へい、よろこんでぇ!!」
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それに、だ。
俳優の仕事の他にモデル業もしているこの先輩は、人前で裸になる機会も多い。カインの時でも問題ありだったそれを、今の彼に施すだなんて、頷ける筈がないのだ。
「ダイジョーブ……1週間はそういう仕事がない……だから、お願い」
「で、でもっ」
(全然ダイジョーブじゃありませぇええん!)
が。キョーコが心の中で上げた悲鳴は彼には届かない。
「じゃあ……俺が君につけてもいい?」
(なにが、じゃあなんですかぁあああ!)
蓮の大きな手のひらにより、その胸に固定されていたキョーコの頭が少しだけ自由になった。
そっと見上げた先には……
(よ、夜の帝王ぉおおおお!なんでぇえええ??)
このお方が出てしまえばもう自分の意見など通してもらえない。
それは長い付き合いで経験済みなこと。
さわさわと耳元や首を撫でる大きな手に、蓮が本気なことを悟った。
(誰か助けてぇええええええええ!)
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期待していた程の展開でなくてすみません。あはは!
非常に反応の少ない魔人駄作。(´・ω・`)
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