先日、とあるスポーツの世界チャンピオンを数多く生み出すジムの会長と、現在の世界チャンピオンの殿方とお話をする機会を与えていただきました。
会長は大変な熱血漢、それでいて気さくな一面もあり、選手を導き見守る父親のような愛情を感じることができました。会長のはからいでジムにて練習中のチャンピオンも紹介していただいたのですが、練習を離れいざお話となると、チャンピオンもまたシャイで謙虚な青年であり、そのギャップの大きさに少し驚きました。チャンピオンに、
「試合中は何を考えていますか?」
と質問すると、
「空っぽにしています。電源を落とした感じでしょうか…」
との答えが。
私も試合ではないですが、生業としているDVDや撮影のお仕事中はより求められた世界観を強く表したいため、あえて本能以外の電源を切って挑んでいます。本能に訴えるお仕事をすることに美学を感じるのです。
チャンピオンと比べることは僭越ではありますが、
よかった。
それでいいんだ。
…と共感をいただいた対談でした。