主に衣類は地元で揃え、大きなこだわりも特になく生きておりますが、「これはこうでありたい」と衣服に思う時もあります。
「パーカーの両首もとから伸びているあのヒモは、必ず抜き取る」
そう。このヒモ。
これはなぜか昔から変わらず行っています。この方がカッコいいと判断する脳ができた過程には、心当たりがあります。話は私が中学生の頃までさかのぼるのですが…
当時中学生蜜、略して中蜜のクラスメイトに、「まりもちゃん」(マリから始まる名前だったので)と呼ばれるファッションリーダーがおりました。何となく大人びていて持ち物も可愛く、ちょっとオマセなまりもちゃんはクラスでも人気があり、中蜜は彼女と席も近く仲良しでした。ある日、学年単位で合宿をした際、部屋で私服を見せ合う機会があり、同じ部屋だった私はマリモちゃんに私服のパーカーを見せて意見を仰ぎました。するとまりもちゃん、私のパーカーのヒモをしゅるりと抜き取り、
「無いほうがいいの、コレは」
と一言。
それが15年以上経った今でも忠実に守られているというワケです。
何故か漠然と信じている「まりもちゃんの言葉」。まぁ、食事したときヒモが汚れなくてよいのですが。