とある駅ビルにて買い物をしていた時のことです。
フロア天井のスピーカーから、「これからアナウンスしますよ」音が鳴り響きました。レディの爽やかな声で、
「お客さまに、お知らせいたします」
とよく耳にするフレーズが聞こえてきました。しかし次の瞬間、私は最近の表現事情を目の当たりにするのでした。
「迷子さんがいらしております。黒いTシャツに白い半ズボンの9才の…」
…。
迷子さん…、いらしてましたか。
例えちびっこでも敬意を。そんな姿勢といたわり感にみちあふれた迷子さんのお知らせ、しかと聞きました。
泣くな9才。