先日心からの褒め合いをした友人と
更にシェアをしていたら
ふと、萩尾望都の「イグアナの娘」というマンガを思い出しました。
母親の「おまえは醜いイグアナ」だと言われ続けて育った少女リカのお話で
かなり前に菅野美穗さん主演でＴＶドラマにもなりました。
色々伏線があって、インナーチャイルド、ファンタジー、母と娘の確執
等がテーマにあるのですが
これは大元の要因があるにせよ、母親から呪いをかけれた
娘が、それを超えて成長し幸せになっていくお話です。
この呪いがまた凄いんです。
母親にはリカがイグアナにしか見えないのですが
それを知ったリカ自身もある日から
鏡の中の自分が「イグアナ」にしか見えなくなってしまうのですから。
でもそこまで強烈でなくても、そんな心や頭の中のフィルターを
持っている人は結構多いのだと思ったことがあります。
どう見ても、正統派美人なのに、本人は全くそう思っていず
鏡を見るのもあまり好きではなく
更に自分の容姿や美醜にコンプレックスも持っている、という人に
何度も会ったことがあったからです。
彼女達は、私のことを美人だと褒めてくれて
それはとってもありがたいことだったのですが
実際には、どう見ても
彼女達のほうが整った顔立ちをしているんです・・・・・・！
私は、人それぞれの美しさがあると思っていますが
まあ、私はファニーフェイスタイプなんです。
でも、イヤミでもなく、彼女達は
自分はブスで、私のほうが綺麗と思い込んでいるようでした。
よくよく話を聞いてみると、子供の頃身近な人に
褒めてもらったことがない、ことが影響しているようでした。
親の基準に合う「可愛い子」「いい子」とは
思われなかったということなんですね。
そのフィルターが強すぎるあまりに
彼女達は、鏡の中に、周りが認識している
美しい自分を見いだせないんです。
なんという呪いでしょう・・・・・・・・！
周りの曇った目が生み出した視覚の世界までもを
受け取ってしまったのですよね。
それにしても、周りを観る視覚認識も、かなりのフィルターが
かかってしまっていることがあるわけです。
だから、全ての人が同じ世界をみているとは限らないのですね。
でも・・・・・・
そんな呪いを後生大事にしていてはいけません～！
自分自身に対して失礼ですもの。
そんな後ろ向きな呪いは解放して、美しい自分を大切にしましょう。
あらゆるモノの中に美を見出すと決めること
それはもちろん自分自身に対しても。
そうすると、視える世界は変わっていきます。
鏡よ鏡、鏡さん、世界で一番美しいのはだあれ？
それはね、あなた自身です！にしてしまいましょう。
心の歪んだフィルターは（実際には頭の中のフィルターと言えますが）は
心に曇りをもたらしてしまいます。
曇ったままで平気でしたら、そのままでどうぞ。
でも嫌だ！と思うなら、自分で晴らしていきましょう。
決めたら変わります。
※ちなみに、イグアナの娘の動画を海賊版でみつけてしまい
今少しづつ見ています。リンクは貼りませんが、気になる方は
検索してみてくださいね。