あの濡れ衣事件を晴らしたくて考えてみた 2 | ほぼサイボーグ009・しろくまのブログ

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昨日からの続きです。



凶器のナイフからでは
しろくまの知識が乏しすぎて ジョーの無実を証明できないので、

今度は消防士さんの

「ジョーが神父様を刺すのを見た」  という証言の検証をしたいと思います。

(この証言は しろくまの勝手な推測ですが、
未成年のジョーが現行犯逮捕される事態は、
消防士さんの誤認しかありえないという判断で行われております。

ちなみに現行犯逮捕は警官でなくても出来ます。コンビニ強盗を店員が取り押さえたりするでしょ。)


消防士さんたちが火災現場に突入してた時、
ジョーはこのような姿勢で神父様を抱えてました。


ダガー2



ナイフを普通に右手で持って、下から突き上げるような形で刺したとしたら
ナイフの刺さる角度が変わってきます。

でも、上から振り下ろすように刺したとしたら

ダガー1


この角度で刺さります。

ジョーの犯行は理屈に合ってしまいます。

どうもこのやり方も、彼の疑いを晴らすことは出来そうにありません。



う~む、やっぱり彼の無実を証明することはできないのか?
島村君、一生お尋ね者?

あれこれ考えていたしろくまですが、殺害現場をもう一度見直して この犯行の難しさを見つけました。


 
ダガー1

ナイフの位置をご確認ください。

神父様の胸の中央を ほぼ垂直に心臓を一突きして
絶命させています。


これは ナイフが胸骨を貫いて 心臓に届いていると考えられます。

折れやすい肋骨と違い、
この上なく頑丈な胸骨は ハンマーでたたき割らない限り
ダメージを与えられるものではありません。

大事な心臓を守るため、銃弾でさえ跳ね返すほど強い骨なのです。


凶器のナイフが胸骨とケンカして勝てるほどの
強さだとしても 

生身の人間が 

それもあの時のジョーのような不安定な姿勢で
胸骨を貫き、その下の心臓を刺すなど、不可能です。

(逆説的に、暗殺者の剣客サイボーグだからこそ
胸骨ごと心臓を刺せたとも言える)


加えて、消防士が突入した時、神父様はすでに倒れていた。

ジョーと争って 組み伏せられていたとしたら
身体に傷やあざが残っているはずだし、

一酸化炭素中毒で倒れていたとしたら、
その痕跡が死後でも確認されるはずでしょう。

火事が起きて、消防車が駆けつけて、
燃え盛る火の中で犯行というのも、不自然です。

ジョーが火をつけたと検察側が疑っているのなら、
放火の手口は証明できるのか?


よっしゃぁ!!
消防士の証言が崩れたぜ。(そうだろうか?)

これで腕利きの弁護士さんがついてくれれば
島村君の無実は確定だぁ!!


それでもだめなら
警察書類と関係者の記憶を
フランちゃんとイワンがなんとかすればいいのだ。

どうせ超法規手段の連続なんだから、いいじゃん。
(正攻法で行くより手っ取り早そう)


とかなんとか・・・しろくまの妄想は尽きないのでした。

いつの間にやら連作で続いてしまった
あの濡れ衣事件、今回で終わります。



おまけまんが





コズミ邸に滞在してる頃は ジョーが仲間になって日が浅い時代です。
でもこのころが しろくまにとってすごくおいしいのでした。



しろくま