機械は新しい肉體 | 豊池美術店のブログ

機械は新しい肉體

「機械は新しい肉體(にくたい)」陶工・河井寛次郎先生が著作「いのちの窓」で著している言葉です。

本日(4月17)、森陶岳先生の寒風窯場にお伺いしました。

お弟子さんの末廣学さんほか一門の方が、大木を大窯の薪にする為に裁断していました。

陶岳先生は時折指示して、皆さん無言で作業しています。

傍で見ている僕だけ「うわーッ」「へーッ」と声を挙げています。

陶岳先生が考案してオーダーメイドで造った機械です。

昔だったら村で力自慢の大男が、何日も何日も朝から晩まで掛けて行ったであろう作業を、見事に機械が美しくスマートに熟(こな)しています。

豊池:「先生、凄い機械ですねぇ。」

陶岳先生:「助かります。一回に15トンの圧力を掛けて薪にします。」

豊池:「‥‥」言葉がありません。

その時、河井寛次郎先生の言葉を想い起しました。

「機械は新しい肉體」

 

 

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