世阿弥とさだまさし | 豊池美術店のブログ

世阿弥とさだまさし

ビートルズが武道館で初めてのロック系コンサートを開催しました。その時、正力松太郎さんが大反対したお話は有名です。

その後、日本人アーティストで初めてロック系コンサートを試みたのは、映画「南太平洋の若大将」の一場面に使われた田沼雄一(加山雄三さん)を撮影したものだったそうです。だから、日本人で初めて武道館でロック系コンサートを公演したのは加山雄三さんと云うことになります。

僕と同い年の矢沢のエーちゃんではなかった。

先日、「加山雄三77歳武道館コンサート」をBSで放映していました。武道館公演最高齢アーティストの記録と伝えていました。

時折、映し出される観客は団塊世代の若者。お馴染みの弾厚作作曲の歌を次々に披露しました。

にこやかに客席に語りかける様子は清々しい。身のこなしが軽やかです。「皇潤」飲んでいるのかな。

「座・ロンリーハート親父バンド」をコンサートの終盤に歌いました。団塊世代に送るエールです。

作詞はさだまさしさん。その中の一節に「若造時代に気付かない本当の優しさや愛や命の重さを」

世阿弥の説いた 「老いて後の初心」に通じます。

この歳になって、初めてわかることがたくさんあります。毎日増えてきます。All are my treasures. 全部、貴重な宝物です。