ジョン・レノンと松尾芭蕉 | 豊池美術店のブログ

ジョン・レノンと松尾芭蕉



「ジョン・レノンは松尾芭蕉の句集からインスパイヤされて、「LOVE」を創った」とANA の機内オーディオ・サービスで聞きました。エーッと耳を疑いました。
調べると確かにジョン・レノンは松尾芭蕉からインスパイアされて「LOVE」を創っています。
インスパイアの意味は、「触発する。思想・感情を吹き込む」、その名詞形は「インスピレーション」(ひらめき)です。
芸術の伝承はこれが本来の姿だと想います。
それはインスパイアの対象が時空を超えた芸術であったり、畏敬する人であったり、大自然であったりします。
対象が何であろうと、共通するのはエネルギーが内面から湧き上がる事でしょう。
そして、(芸術の伝承とは別に)芸術の鑑賞も受け取る側がインスパイアされる事に尽きると想います。
何にインスパイアするかは、その人の個性です。
豊かなインスパイアが、豊かな人生を彩る事でしょう。
美術商として生涯現役で、そんなお役に立ちたいと願っています。


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