寒風大窯焼成中 窯場訪問 その一
森陶岳先生は53mの大窯を現在焚いています。
本年、1月4日に火入れをし徐々に温度を上げています。
最高値は1250度~1300度を目標としています。
現在は550度です。
森陶岳先生は備前焼及び焼締め陶に関して、大窯の温度はゆっくり時間を掛けて上げて行き、高い温度の期間を長く保つ事が必要とお考えです。
大窯を焚く時は毎回テーマを決めて焼成方法をその都度変えて挑んでいますが、大窯自体も焼成ごとに焼き締まって条件が異なってくるとも語っています。
大窯作品は窯出の度に、毎回それぞれの特徴を持って生まれて来ます。
大窯の焼成は約90日を昼夜分かたずに焚き続けます。
体力と気力の持続を必要とします。森陶岳先生の飽くなき挑戦。ライフワークです。