漫画家の萩尾望都さん―紫綬褒章

春の叙勲で漫画家の
萩尾望都さんに紫綬褒章とか

望都（モト）さんといえば
吸血鬼を描いた長編「ポーの一族」や
ドラマ化された「イグアナの娘」など

日本文化への貢献度は大きいくて
今まで貰えなかったのがおかしいくらい

だけど、早くから漫画家として活躍して
叙勲者としては若手の６２歳だからかな？。

今回の叙勲は６７４人で女性が１７１人
人数は多い気もするけど

叙勲は政治や役所絡みの人が優先され
そんな人がほとんどだから
民間の文化人としてはエリート

漫画家では「のらくろ」田河水泡さんや
「フクちゃん」の横山隆一さんなど大御所を筆頭に
意外にたくさんの方が叙勲されてるようですが
まだ文化功労者止まりで文化勲章受賞者はいないので

現役で活躍中の望都さんにはさらに活躍し長生きして
悪書追放の的になったことさえある漫画で
文化勲章をとっていただきたい！！。

「好きなものを描けて幸せ」＝漫画家の萩尾望都さん―紫綬褒章
時事通信 4月28日(土)5時25分配信

　今日の少女漫画の礎を築いた一人、現役漫画家として走り続ける萩尾望都さん（62）は「内定の連絡を受けた時は本当にびっくり」と話す。3月に亡くなった父には四十九日の仏前で報告した。
　20代でヒット作「ポーの一族」などファンタジーやSF漫画を描く。両親は反対していたが、「私が絶対譲らないので諦めました」。転機は30代。読者と年齢が開き、仕事に難しさも。大人向けの漫画誌ができて「幸運にも好きなものを描き続けられた」と振り返る。　
最終更新:4月28日(土)5時28分

役所広司さんに紫綬＝漫画家の萩尾さんも―春の褒章
時事通信 4月28日(土)5時17分配信

　政府は28日付で、2012年春の褒章受章者674人（うち女性171人）と20団体を発表した。学術や芸術の分野で活躍した人を対象にする紫綬褒章は、映画「Shall　we　ダンス？　」（1996年）で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受けた俳優の役所広司（本名橋本広司）さん（56）が受章した。発令は29日。
　漫画「ポーの一族」などで知られる漫画家の萩尾望都さん（62）、国際協力機構（JICA）理事長で国際政治学者の田中明彦東大教授（57）、「村の名前」で芥川賞を受賞した作家辻原登（本名村上博）さん（66）らも紫綬褒章に選ばれた。
　東日本大震災で津波に流された3人をロープを使って救助した岩手県大船渡市の鈴木修さん（55）に、危険を顧みず人命救助に尽力した人を対象とする紅綬褒章が贈られた。
　藍綬褒章には、横浜市で日雇い労働者の健康管理などで地域医療に尽力した医師佐伯輝子さん（83）、商工業の発展に貢献した第一中央汽船元社長の野村親信氏（66）がそれぞれ選ばれた。　

　　
萩尾望都-(wikipedia)

萩尾望都（はぎおもと、本名同じ、女性、1949年5月12日 - ）は、日本の漫画家。
福岡県大牟田市生まれ。埼玉県飯能市在住。血液型はO型。
代表作は『ポーの一族』、『トーマの心臓』、『11人いる!』、『残酷な神が支配する』、『バルバラ異界』など。
作品のジャンルはSF・ファンタジー・ミステリー・ラブコメディー・バレエもの・心理サスペンスものなど幅広い分野にわたり、竹宮惠子・大島弓子らとともに「花の24年組」と呼ばれ、中でもその代表格、さらには「少女漫画の神様」とも評せられている。その作品は文学的あるいは文学を超えているとも言われ、文化人たちが多く批評の対象としている…。

萩尾望都　はぎおもと （マンガ）-はてなキーワード

マンガ家。1949年5月12日、福岡県大牟田市生まれ。本名も同じ。
少女マンガ史上、もっとも重要な作家のひとり。繊細な心理描写と流麗な画面構成は数多くの作家に影響を与えた。
シリアスからコメディまで幅広い作品を手がけ、長篇、短編どちらにも非凡な才能を発揮している。

・略歴
手塚治虫の「新選組」に衝撃を受け、漫画家を志す。1969年デビュー。
1976年、「11人いる!」「ポーの一族」で第21回小学館漫画賞を受賞。
1980年、「スター・レッド」で第11回星雲賞コミック部門を受賞。
1983年、「銀の三角」で第14回星雲賞コミック部門を受賞。
1997年、「残酷な神が支配する」で第1回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞受賞。
2007年、「バルバラ異界」で第27回日本SF大賞受賞。同年7月より、「萩尾望都パーフェクトセレクション」全9巻を刊行開始。
2010年、アメリカ・サンディエゴにおけるコミック・コン2010で、「インクポット賞」を受賞。

・主な作品
「ポーの一族」
「トーマの心臓」
「11人いる!」
「アメリカン・パイ」
「スター・レッド」
「百億の昼と千億の夜」（原作・光瀬龍）
「銀の三角」
「「訪問者」」
「メッシュ」
「マージナル」
「半神」
「イグアナの娘」
「残酷な神が支配する」
「バルバラ異界」

→原田高夕己ブログ漫画のヨタ話　
「漫画家の叙勲」

紫綬褒章の叙勲者から・・・

1969年　田河　水泡
1974年　近藤　日出造
1974年　横山　隆一
1980年　杉浦　幸雄
1981年　横山　泰三
1982年　長谷川　町子
1986年　加藤　芳郎
1989年　岡部　冬彦
1991年　水木　しげる
1992年　富永　一朗
1995年　馬場　のぼる
1996年　鈴木　義司
1997年　サトウ　サンペイ
1998年　赤塚　不二夫
2000年　東海林　さだお
2001年　松本　零士
2002年　ちば　てつや
2003年　さいとう・たかを
2004年　山藤　章二
2004年　黒鉄　ヒロシ
2005年　水島　新司
2007年　弘兼　憲史
2010年　西岸　良平

その紫綬褒章より、何段かは上のランクである(だろう)
旭日小授章叙勲の漫画家は以下の通り、

1982年　横山　隆一
1987年　田河　水泡
1988年　杉浦　幸雄
1995年　岡部　冬彦
1998年　石ノ森　章太郎
1998年　富永　一朗
2003年　鈴木　義司
2003年　水木　しげる
2006年　サトウ　サンペイ
2008年　藤子　不二雄A
2010年　さいとう・たかを
2010年　松本　零士

他、女性向けの勲章、宝冠章(勲四等・宝冠藤花章)には、
1990年　長谷川　町子

瑞宝章小授章には、
1991年　やなせ　たかし

瑞宝章中授章には、
1989年　手塚　治虫

が、それぞれ叙勲しており、
文化勲章一歩手前の文化功労者には、

1995年　横山　隆一　
2010年　水木　しげる

が、選ばれております。

勲章ではありませんが、1992年に長谷川町子が、
国民栄誉賞を受賞しております…。　　

→川柳グルっぽ「なうsenryu大好き☆!!」メンバー募集中☆彡