飛んでる鬼太郎

孟浩然の詩「春暁」に「春眠不レ覚レ暁処々聞二啼鳥一」とある、春眠暁を覚えず・・・春はやっぱり眠いなぁ、朝起きるのがツ・ラ・イ～！。

うん？でも、よく考えたら昨日は深夜アニメを見たっけ。

アニメをビデオにとって見ていたら見切れなくなりHDDが満杯で録画できなくなったので、寝ぼけた頭で深夜のアニメを見てしまった！。

NHKも「彩雲国物語」(4月から第2シリーズ）で深夜枠に加わり、民放3局が同じ時間帯にアニメを競合して放送していたり、4時前まで放送する日もあるので辛い？。

以前は深夜までテレビを見る人がいるのか疑問だったのかアニメは再放送が多かったが、今は色々な新作アニメが花盛りで面白い。

視聴率はそんなに高くないがスポンサーがつきDVDやグッズなど、制作側もおいしいのでたくさん作られてブームだという解説記事まで朝日新聞に載っていました。

深夜アニメはゴールデンのガンダムのロボットSFや子供向きアニメではなく、軽いギャグ入りで恋愛の絡む学園物や超能力物にメイド服や水着、パンちらなどが出て来るおたく・腐女子好みが多いような・・・、やっぱり草木も眠る丑三つ時のアニメは怪しい？。

特にフジテレビ系で放映中のアニメ「墓場鬼太郎」は前作のアニメ（モノクロではじまり5期に分けられる鬼太郎アニメTV放映40周年。）「ゲゲゲの鬼太郎」より貸本時代の人を地獄に落とす怖い鬼太郎に近く、昭和30年代が舞台のレトロで怪しい雰囲気が成人向き？。

原点は紙芝居の「ハカバキタロウ」にあるという気味の悪い鬼太郎は好評で、視聴率も第11話で5.8％と深夜アニメの新記録を達成。

でも、飛んでる鬼太郎は「ゲゲゲの鬼太郎」でヒーローの鬼太郎。

3月13日の朝日新聞三面の左下のコラム「青鉛筆」に、見慣れた一反木綿に跨ったを鬼太郎と目玉おやじの絵が載っているのが目に入った。

「青鉛筆」には漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者水木しげるさんの出身地、鳥取県境港市にある航空自衛隊美保基地に鬼太郎たちを描いた航空機が登場する。

美保基地開庁50周年記念で最大縦1.5m、横2mの絵が輸送機2機と練習機1機の垂直尾翼に描かれ、5月の同基地航空祭でお披露目の予定と書いてありました。

境港市は街の中に目玉おやじやネズミ男など水木妖怪のブロンズ彫刻を80体も配置した水木しげるロード商店街のまちとしてマスコミによく取り上げられている。

境港では開館5周年で記念式典と水木先生86歳の誕生日のお祝いをした水木しげる記念館や町の中だけでなくＪＲ境線の車両や駅、駅名、日本交通のバス、わかとり交通のタクシー、隠岐汽船のフェリー、山陰信販のクレジットカードにも鬼太郎がいる。

そして、ついに空にも期間限定で鬼太郎が進出した！。

自衛隊機のデザインは青い塗装の上にフェリーと同じ鬼太郎と目玉おやじが一反木綿で飛ぶ絵柄を尾翼に配し、白いラインでM字型の大山（だいせん）と黄色のラインで一反木綿の飛跡、機首に美保基地開庁50周年記念のロゴ。いま5月の基地祭に向けて輸送機など3機（輸送機C-1/YS-11/練習機T-400、何故かみんな双発機)を塗装中。

航空自衛隊美保基地のある美保と弓ヶ浜半島は古い歴史あるところで「国引き伝説」の地。元は海軍航空隊の基地で厳しい訓練で知られる予科練があり、彗星・天山・銀河・一式陸攻などの爆撃機の基地。

今は空自の輸送機と練習機の基地で海上保安庁も同居、自衛隊が管理する民間共用空港米子空港としても知られる。

大きな地図で見る

ところで、深夜アニメをフジテレビでは「ノイタミナ」と呼んでいる。何かと思えば「NOITAMINA」、つまりアニメーションを逆さから読んでこれまで男性向けだった深夜アニメと差別化して、F1層（20才代から30才代前半の女性）向けの新しいアニメを目指しているらしい。

「ハチミツとクローバー」にはじまり、「のだめカンタービレ」などがヒットしているが、「墓場鬼太郎」もこのフジテレビのノイタミナ枠で放送、とても若い女性に好かれるような内容ではないと思えるのに深夜では異例のヒットアニメになっている。

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　アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」1期から5期まで比較

　アニメ「墓場鬼太郎」第10話ブリガドーン(A)

⇒アニメ墓場鬼太郎HP

“リアル鬼太郎”　大人に人気

産経新聞「イザ!」02/26 15:42更新
“リアル鬼太郎”　大人に人気　水木しげるのオリジナル原作に近い鬼太郎のアニメが、大人のコアなファンに人気だ。正式なタイトルは「墓場鬼太郎」（フジテレビ系、木曜深夜０・４５ほか、全１１回）。深夜枠にもかかわらず、平均視聴率５・０％を記録。なぜ、今リアル鬼太郎なのか？・・・

＜墓場鬼太郎＞「のだめ」抜き、視聴率シリーズ最高記録を達成　ノイタミナ枠で

3月14日17時18分配信毎日新聞
　フジテレビ系の深夜アニメ枠「ノイタミナ」で13日深夜に放送された「墓場鬼太郎」第11話の視聴率が5.8％（関東地区、ビデオリサーチ調べ）を獲得、07年1月放送の「のだめカンタービレ」（第2話）の5.5％を抜き、同枠の新記録となったことが14日、明らかになった。

　「墓場鬼太郎」は、1950年から発表された水木しげるさんの貸本マンガが原作。妖怪ブームを起こした「ゲゲゲの鬼太郎」の原点とされる作品で、昭和 30年代の日本を舞台に、幽鬼族の末えい鬼太郎の姿が描かれる。鬼太郎の出生の秘密が描かれ、猫娘のモデルとなった「寝子」役でタレントの中川翔子さんが出演して注目を集めていた。

　平均視聴率でも、11話まで平均5.0％を獲得。過去1位の「もやしもん」の平均4.6％を大きく上回っており、記録更新が確実視されている。【河村成浩】

　

「鬼太郎」航自隊員に！？　機体にデザイン

3月13日20時32分配信産経新聞
　鳥取県境市にある航空自衛隊美保基地では、今年が基地５０周年にあたることから、記念行事の一環として同基地に展開する輸送機や練習機に「ゲゲゲの鬼太郎」などを描く記念塗装を施すことになった。

　空自によると、Ｃ１輸送機（全面塗装）、ＹＳ１１輸送機（胴体などのみ塗装）、Ｔ４００練習機（同）各１機の機体には、地元境港観光協会と水木しげるプロダクションの協力で「ゲゲゲの鬼太郎」にちなんだ絵が描かれる予定で、デザインでは「鬼太郎」は各機後部の垂直尾翼で空を飛んでいる姿となる。

　塗装作業は２月下旬から５月中旬まで行われ、５月２５日の「平成２０年度美保基地航空祭」で一般に公開される。

鬼太郎空自機に“乗る”　美保基地開庁50周年記念

日本海新聞（NetNIHONKAI）ローカルニュース　2008/03/07
　航空自衛隊美保基地（鳥取県境港市小篠津町、野口盛隆司令）は６日、同基地の航空機３機に鬼太郎のデザインを加え、塗装すると発表した。同基地開庁50周年記念として実施。５月末開催予定の同基地航空祭で一般公開される。漫画のキャラクターが自衛隊機に入るのは初めてという。

鬼太郎たちのデザインを入れ、青を基調とした塗装を施したＣ１輸送機のイメージ図＝航空自衛隊美保基地提供

　Ｃ１輸送機、YS１１輸送機、Ｔ４００練習機－の計３機が対象。垂直尾翼の両側面に、一反木綿にまたがった鬼太郎や目玉おやじのシールが張られる。また、空や日本海の海をイメージして青を基調とした塗装も施される。すでに基地内で塗装準備が進められている。今年12月末までの期間限定。・・・

航空自衛隊美保基地HPから（米子空港共用）

美保基地では開庁５０周年の節目を迎える本年、所属するＣ－１型輸送機、ＹＳ－１１型輸送機、Ｔ－４００型練習機の各航空機に対して記念塗装を施します。

記念塗装機は今年の航空祭にて一般公開されます。お楽しみに！

開庁５０周年３機種記念塗装機イメージ図機体色の青は、空自をイメージする色、そして日本海の海及び空の色を表しています。

デザインは、機体前方に５０周年記念ロゴの５０の文字を、そして機体後部に大山を表しています。

また、０の数字は弓ヶ浜半島と美保基地の位置を表しており、そこから一反木綿に乗った鬼太郎と目玉親父が大山に向かって飛んでいった様子、航跡を表現しています。

美保基地の概要

当基地は昭和１８年、旧海軍の基地として開設されました。

第２次世界大戦後、連合軍による接収を経て、昭和３０年に航空自衛隊が部隊を設置し、昭和３３年９月に日本に返還され、航空自衛隊美保基地となりました。

美保基地は、西日本で唯一の輸送機部隊が所属する基地で、Ｃ－１及びＹＳ－１１型輸送機とＴ－４００型練習機があります。

隊員は約１，０００名います。一部の隊員は基地の機能を２４時間維持するために、昼夜交代で勤務しています。

長さ２，０００メートルの滑走路を持つ美保飛行場は、航空自衛隊が管理しておりますが、自衛隊機と民間機との共用飛行場に指定されており「米子空港」の名称で広く利用されております。

また、第８管区海上保安部美保航空基地も所在しています。

隠岐の船旅　ねずみ男が引率

2008年03月03日 asahi.com mytownasahi.comマイタウン鳥取

　境港市出身の漫画家水木しげるさん作の漫画「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する「ねずみ男」を船体に描いたフェリー＝写真＝が１日から、同市と島根県・隠岐の間を航行し始めた。

　鬼太郎と一反木綿が船体に描かれて「鬼太郎フェリー」として親しまれている隠岐汽船の「しらしま」（２３４３トン）で、子（ね）年にちなんで、ねずみ男が水上スキーを楽しむ姿が左舷に、たらい船を懸命にこぐ姿が右舷に描き加えられた。

　怠け者として知られるねずみ男だが、この日は隠岐にある名所「ねずみ男岩」の絵はがきを乗船客に配って回り、「今年はコマネズミのように働きます」。隠岐から訪れた観光関係者も「隠岐を訪れる観光客がねずみ算式に増えて欲しい」と期待を膨らませていた。

異界へ　ご用かい？　ＪＲ境線

asahi.com/kansai 3月8日　ぷらっと沿線紀行（４３）
　鳥取県米子市のＪＲ米子駅は、０番ホームで異界に入る。
　
　ホームの真ん中には「ゲゲゲの鬼太郎」のブロンズ像。台座の銘板に「妖怪やちの待つ　おもっしょげな世界を　がいに楽しんでごしない」（妖怪たちの待つ面白い世界を大いに楽しんでください）と米子弁のメッセージが刻まれている。

　駅名看板は「ねずみ男駅」。ここは妖怪漫画の巨匠、水木しげるさん（８６）の世界に通じるＪＲ境線の入り口だ。

　車体の内外を「ねずみ男」のイラストに埋め尽くされた気動車が最初に停車したのは、コロポックル駅。アイヌ語で「フキの下に住む人」を意味する、気だてのいい小人（こびと）だ。次は１分で「ざしきわらし駅」。東北地方で家に盛衰をもたらす子どもの姿の妖怪だ。本当は博労町駅、富士見町駅だが、妖怪名の方が似合っているように思える。

　特産の白ネギを栽培する畑が広がるのどかな沿線風景を見ながら約４０分。終点はもちろん「鬼太郎駅」、境港駅だった。

　境線が走る弓ケ浜半島は、国引き神話の舞台でもある。・・・

　２００５年３月からは観光客が多い週末や夏休みなどに快速列車が運転され、米子―境港を約２３分で結ぶ。ただし、「鬼太郎列車」「ねずみ男列車」「ねこ娘列車」「目玉おやじ列車」と４種類あるイラスト列車はすべて各駅停車だ。
　今年６月の米子空港の滑走路延長で線路は滑走路を迂回（うかい）するルートに変わり、距離は約３６０メートル延びる。大篠津駅は廃止され、空港ビルの約２５０メートル東に新駅ができる。・・・

水木しげる記念館５周年妖怪パワー客を呼ぶ

2008年03月10日 asahi.com/mytown鳥取
◆累計入館者１０６万人超し黒字　境港市「貴重な財源に」
　人気漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者で境港市出身の水木しげるさん（８６）の足跡を紹介する「水木しげる記念館」が８日、開館から５周年を迎えた。鬼太郎の映画公開やアニメ放映などの追い風に客足は伸び、昨年１１月には累計入館者が１００万人を突破。収益面でも毎年のように数千万円の「純利益」を上げ、苦しい市財政にとって、貴重な財源に成長した。（中村律）・・・

水木しげる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
公式サイト http://www.mizukipro.com/
水木しげる（みずきしげる、1922年3月8日 - ）は日本の漫画家である。本名は武良茂（むらしげる）。鳥取県境港市出身。東京都調布市在住（同地には水木しげる記念館がある）。世界妖怪協会会長、日本民俗学会会員、民族芸術学会評議委員。調布市名誉市民。

ペンネームは復員後に神戸でアパート経営を始めた際、アパートの名称が兵庫区水木通りにあった「水木荘」であり、そのことから彼を「水木さん」と呼ぶ知人がいたことに由来する。・・・

⇒「水木しげるの妖怪ワールド」
⇒「げげげ通信」
⇒NHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕」
⇒「水木しげる記念館」