ネプラの立ち上げで一緒だったカンちゃんと
CAでカンちゃんの愛弟子であったYくんと
3人で飲んだ
そして
Yくんは今、人生の岐路にいる
そんな話をした
ひとは挫折して
はじめてわかることがある
Yくんもそうであったように
かつての自分も
プライドだけ人一倍高く
俺ひとりで何でもできる
と思いこんでる
勘違い野郎だった
そして勝手に
まわりに敵ばかりつくって孤立していった
それでも、なお反省もせず
それは自分以外のせいだと思っていた
その調子で
ジュエリー事業をたちあげて失敗した
ちっぽけなサービスには
誰も振り向いてくれなかった
誰も協力もしてくれなかった
あたりまえと思ってたことが
全然あたりまえじゃなかった
経理の数字はあわないし
撮影もままならず
受注も売上もふえず
広告費だけかさんでいった
けっきょくのところ
ちっぽけだったのは
誰でもない自分だった
無力さに絶望して
そして途方にくれた
会社にもいかなくなった
そんなとき
こんなばかやろうに
なにもいわず
「いいから一緒にやろう」
「しらぽんが必要だからさ」
と拾ってくれたひとがいた
それから
このひとのために
なんでもやろうと思った
そして変なプライドは
消えうせて、自然と
人に感謝できるようになった
自分は人との関わりのなかで
逆に人に生かされてたんだ
ということにようやく気がついた
今、Yくんはまさに
同じ状況にいる
結局、彼は孤立した
そんで部署をはずされた
その状況になってはじめて
事の重大さに気がついた
その状況になってようやく
等身大の自分自身と
向かい合えてる気がする
そんな話をYくん本人の
くちから聞いて
きっとYくんはこの1年で
大きく変わるんだろうな
と思って
ちょっとうれしくなった