「聞いてくださいっ」
「あら?」
「いつもと」
「逆のパターンですね」
「はい、白犬」
「なんでもいってごらん」
「ハチの野郎」
「まじとんでもねーヤツで」
「章司と別れたと思ったら」
「タクミとつきあって」
「そしたら」
「今度はノブにいって」
「そしたら、タクミの子ができたって・・・」
「てめーまじぶっころす!」
「男心なめんじゃねえ!」
「東京湾に埋めるぞ、こら!」
「って感じなんですけどー」
「!」
「!」
「!」
「出たっ、NANAの話・・・」
「何巻までいったんですか?」
「9巻」
「くやしい、なんか超くやしい」
「バリ凹む」
「あの女、まじ腹立つ」
「そんで、そんで・・・」
「当分話つづきそうだし」
「ほっておこう」
「うける」
「ワタシ、タクミ好きだよ」
「話きけや、こら~」