その後、いろいろ調べてみたところ、WiMAXって2種類あるんですね。
モバイルWiMAX(UQ・インテル陣営)と、新世代PHS(WillcomCORE)。それに付け加えて、携帯電話系(ドコモ・ソフバン)のLTEという技術も、次世代無線通信のスタンダードの座を狙って三つ巴になっているようです。
で、結論からいうと、前回の発言を撤回します。(ホンネはまだモバイルWiMAXに傾いてますが、フェアな視点で情報を発信したいため。)
UQコミニュケーションズのモバイルWiMAXがベスト的な発言したんですが、どうやらそうは問屋がおろさないようです。
と、いうのもモバイルWiMAXの技術って、見切り発車的な部分も数多くあるようです。
これには次世代世界標準として肩入れしているインテル社の意向もあるようなんですね。
要は、新世代PHSやLTEに市場が傾く前に青田刈りで客を囲い込もう、という作戦です。
インテルはCentrino2に世界標準となりつつあるモバイルWiMAXを対応させたので、日本の市場もそうあってほしい。
だからUQをビジネスパートナーと位置づけ、精力的に新サービスをスタートさせる、という構図のようです。
ところが、これが簡単に行きそうもないのです。
Willcomによれば、
「これまでに言われていたモバイルWiMAXの技術では、期待するような通信速度は得られない、と判断した。特に人口の集中する都市部では壊滅的だろう。そのため、Willcomは独自のPHSネットワーク網と新たな技術により、まったく新しい通信技術を開発した。これは、モバイルWiMAXの技術を応用したもので、互換性もある」
としています。(ソース
)
そして注目なのは、その通信速度。PHSというと「切れやすい」というイメージがあるのですが、なんと時速300Km/hの新幹線の中でも通信可能で、下り100Mを可能にするとか。
もしこのサービスが本当ならば、モバイルWiMAXより格段に優れているわけで(Willcomはすでに人口カバー率99%のアンテナ網を持っている・通信速度がモバイルWiMAXより優れている)世界標準がモバイルWiMAXな中で、日本は新世代PHSがスタンダードになりうる、ということです。
これは面白くなってきましたね。
ネット中毒患者としては両者とも早くサービスを開始させ、インフラを整備してほしいところ。
しばらくは手を出さずに、今後の動静に注目したいところです。
ちなみに。モバイルWiMAX対応のPCは7月以降の発売だそうですよ。