愛媛県大洲市総合福祉センターでの講演会のご報告です。箱崎
いつもお立ち寄りいただきありがとうございますm(__)m カウンセラー箱崎です。
昨年は沢山の地域で「大場久美子の心と体そして命を考える」
講演をさせて頂きました。
完全に年をまたいでおりますが…（汗）
先日アップさせて頂きました「会津芦ノ牧 丸峰観光ホテルでの講演会」に続く
ご報告＜その２＞です。
講演詳細は…
日時／２０１１年１１月１３日（日）１３時００分～（90分）
タイトル／大洲市福祉と健康づくり市民のつどい
「心のメカニズムを知ってストレス対策をしましょう」
場所／大洲市総合福祉センター
《沢山の皆さまが熱心にメモを取りながらお話を聴いてくださいました。》
《張り切る？大場カウンセラー》
今回のプログラムは、
１．パニック障害
２．心のメカニズム
３．認知行動療法
４．考え方のパターン
の内容で講演を進めさせて頂きました。
１．パニック障害について、前回の会津での講演会のご報告をご覧くださいm(__)m
http://ameblo.jp/sinrispase/entry-11124066179.html
前回アップしました際にあまりにも長文になってしまい。
心のメカニズムを書く事が出来ませんでしたので、今回は
２．心のメカニズム
について書かせて頂きますm(__)m
《心のメカニズムについて説明する大場カウンセラー》
《スクリーンに映し出されたスライド》↓
実は、心のメカニズムを説明するのに具合が良い事件が
この講演会の前日に大場カウンセラー（以下大場C）と
箱崎カウンセラー（以下箱崎C）に起こっていました。
上の図の【出来事】、【自動思考（認知）】、【感情（気持ち）】、【行動】、【身体】
が文章の中に【大きく太字】で出てきます。
上の図に当てはめて読んで頂くと分かりやすいかもしれません。
大場Cと箱崎Cの２人は…
前日に新幹線と在来線を乗り継いで、途中の松山市まで入る行程でしたが…
岡山から乗車した電車が、瀬戸内海の真上を通る瀬戸大橋を渡り、すばらしい風景を
見せてくれていた出発から約30分後、最初の停車駅「宇多津」に到着する寸前に車内
アナウンスが高らかに
「○○地域でぇ～ 大型自動車がぁ～ 架線を切断する事故が発生しており～
上下線とも不通になっている影響でぇ～
次の停車駅「宇多津」が終点になりますぅ～
この電車は車庫に入りますぅ～ ご注意くださ～い。」
なんと！
乗客全員が、このアナウンスだけで詳細不明のまま、一斉にホームに降ろされて
しまい、事態が飲み込めないまま呆然と立ち尽くす乗客を尻目に、今まで乗っていた
電車が、容赦なく走り去ってしまうという【出来事】が発生しました。
普段なら穏やかであろう「宇多津」駅もホームからこぼれ落ちそうな人々で溢れ
駅員さんは右往左往…
日が沈みかけた肌寒いホームで荷物を見つめながら箱崎Cの脳裏にパッと
浮かんだ
【自動思考】は…
「ここは、四国のどのあたり？まっ… 同じ四国だし タクシーでも乗ればすぐ着くか」
なんとまた「のん気」な思考だろうか…
仕方ない仕方ない…っと
穏やかな【感情】のまま、大混雑の窓口で切符の払い戻しを受けるために
慌てず【行動】し、【身体】はリラックスした状態で、何も考えずただ並んでおりました。
ふと… 大場C の姿が見えない事に気づき、携帯に電話をすると…
いつの間に並んだのか、切符払い戻しまで、あと３人の所に並んでるとのこと
なんともたくましい！（感動）
即行で切符を渡し、払い戻しを大場Cに託し
「では、タクシータクシー」っとばかりに、いざタクシー乗り場へ… あれ？
駅の外も沢山の人で溢れていましたが、タクシー乗り場には数人の列のみ…なんで？
聞けば、松山まで停車駅を廻る臨時バスが出るとか、出ないとか
「そうか！みんなそのバスに乗るつもりなのか…」
では、私たちもバスに…
いやいや！そんな悠長な事は言っていられない。だって…
松山では、大場C の古くからの大切な知人に会う約束があり、首を長くして
到着を待っているのである。
そもそもタクシーの数が少ないのか、なかなかやって来ないタクシー
そのうち、臨時バスが駅のロータリーを埋め尽くし大混雑
何気に並んでいた地元と見られる方に松山市までの距離を聞いて見たところ…
１４０から１５０キロ、２時間くらいはかかるそうだ…（滝汗）
箱崎Cここでようやく状況を把握…
そのとき脳裏にパッと浮かんだ
【自動思考】は、
１、「やばい！タクシーの運転手さんそんな遠くまで乗せてくれるだろうか…」
２、「どうしよう！待ち合わせに間に合わない…」
３、「寒くなってきた…、このままでは大場Cも自分も凍えちゃう（汗）」
４、「このまま、明日の講演会にも行けないのではなかろうか…」
そして、不安・焦り・いらいら・絶望感… いろんな【感情】がフツフツと沸いてきました。
荷物を持ったまま、ロータリーに押し寄せたバスの影にタクシーがいるのではないかと
あっちいったり、こっちいったり…、何かうまい方法はないかとなぜか携帯ネットで調べたり
と、気が動転し焦りの【行動】が始まりました。
しかし、解決するはずもなく…
いよいよ【身体】は、冷や汗が出てきて、胃もしくしく… 泣きたくなってきました。
そんな事をしていると、またまた大場Cの姿が見えない事に気がつきました。
辺りを見回せど、どこにもいない…、切符の払い戻しで何か問題が発生したのだろうか…
まさか…バスに乗ってしまったなんて… などと、いろんな思考が出てきて
不安に思っていると
「社長ーー！！！（箱崎Cは事務所の代表でもあります）」
っと、こちらに満面の笑みで手を振る大場C、その横にはトランクを開けて
スタンバイオッケー！なタクシーと、運転手さん
慌てて駈け寄り話を聞くと、なんと！現在の状況を駅の窓口で全て聞き出し、これは大変だ
っとばかりに、勤務時間も終了間近、駅までのお客さまを降ろして帰宅しようとしていた運転
手さんに状況を話し、運転手さんは家で待つ奥様との夕食も断り、僕に任せておきなさい！
っとばかりに、私を一緒に探してくれてたらしい…
（なんて素晴らしい！しかし… 会った事もないのに私をどうやって見つけようと…？？）
そんなこんなで、
無事にタクシーに乗ることが出来て、いざ松山市に向けて出発ぅ～！
ところが…
ホッとしたのもつかの間…
今度は松山自動車道で大事故が発生！途中のインターチェンジで
通行止めになっているらしく大渋滞に巻き込まれれる【出来事】が発生しました。
その時のパッと浮かんだ【自動思考】は
１、「うひゃ… いったいタクシー代いくらかかるんだろ…」
２、「約束の時間には間に合わない… どうしましょ…」
３、「なんてついてないんだ…、ホントいやんなっちゃう…」
ここまでくると【感情】は、ほぼ諦めに入ってしまいました。
【身体】は、緊張の糸がプツンと切れて、ドッと疲れが出てきてぐったりしてきました。
そんな状態で、横に座る大場Cを見ると… あれ？
電話してる… お約束していた知人の方らしい… ん？途中のインターを降りてで合流？
地理も分からないこの状況で、運転手さんに聞きながら…
車で迎えに来てもらう段取りをチャチャチャっと… へ？ 成立…
「いよ西条」インターチェンジまでたどり着き、待っててくださった知人の車に乗り換えて
定刻より４時間遅れで、松山市へ到着し。
おいしいご飯もご馳走になり、翌日の講演会にも予定通り出演できました。
一時はどうなるかと思いましたが、前日に四国入りしておいてホント良かった…
結局「のん気」な 箱崎Cでした。
ここで、大場C と 箱崎C の違いに着目してみましょう。
まず…
１、最初の電車が運行を中止し、途中駅で降ろされた【出来事】では、
箱崎Cは、自分の中の勝手な思い込みで、のん気に構えておりました。
ので、【感情】も穏やかで、【行動】ものんびりで、
リラックスした【身体】の状態でした。
一方、
大場Cは、状況の把握に努め【出来事】を忠実に捉えようと奔走しました。
過去にどれほどの危機にさらされた経験をお持ちなのでしょうか…（汗）
自分の置かれた状況を駅員さんからすぐさま聞きだし把握
「冷静かつスピーディーに行動すれば、きっと上手くゆくわ！」
っと、自信に満ちた【感情】で、次の【行動】へは、スピード感を持って入り、
【身体】は、危機的状況で第六感が働いたような、サバイバー（笑）
みたいな状態… だったと思われます。
２、次のタクシーがいない【出来事】では、
箱崎Cは、相変わらず自分の思い込みのみで【行動】しているのが分かります。
途中でようやく入った松山までの距離だけの情報で、不安や焦りの【感情】を抱き
全体を把握しないままに、右往左往する【行動】に出たものの、状況が変わる
訳もなく、【身体】に異変が起きてきたことが分かります。
一方、
大場Cは、窓口で状況を把握して、次の目的がはっきりしているので
冷静な【感情】で今どうすれば良いのかを考え、すばやい【行動】をしました。
タクシーも遠距離なので、交渉が必要と独自にタクシーの運転手さんと交渉し成功！
あとは乗って松山に向けて出発するだけ！という安堵で、【身体】はリラックスした
状態にになっているのが見てとれます
３、次の松山自動車道大事故渋滞の【出来事】では、
箱崎Cは、もうだめだ…っと、すでに諦めの【感情】が出て、考える事をしない
【行動】をし、【身体】は疲れ果ててしまった状態になっているのが分かります。
一方、
大場Cは、まだまだ何とかなる！の【自動思考】の元、この状況でも冷静な
【感情】で、運転手さんに聞きながら状況を的確に把握、知人の協力まで取り付ける
【行動】をし、無事に松山市まで行く保障を奪取し、やはり安堵でリラックスした
【身体】の状態なのが分かります。
１、～ ３、をご覧いただいて、
１、～３、の各【出来事】で、パッと頭に浮かぶ思考が書いてありますが、
これを【自動思考】と言います。
のん気な箱崎Cは、１、では、のん気な【自動思考】がパッと浮かんで
いますが２、と３、では、「やばい！どうしよう… もうだめだ…」という【自動思考】
が浮かんで、次の【感情】も悪い方へ、そして【行動】はあっちいったり、こっちいたり、
とおかしくなってきて【身体】は、冷や汗が出たり、泣きたくなったり、胃がキリキリして
きたり… と異変が起きています。
そして、解決しないので、次から次へとマイナスな【自動思考】がどんどん浮かんで
→良くない【感情】→おかしな【行動】→【身体】の異変と続き、悪いサイクルが
グルグル回りだします。
これを【バッドサイクル】と言います。
箱崎Cは、バッドサイクルに陥り、最後は疲れ果てて考える事が出来なくなりました。
一方…
大場Cは、いったいどんな経験を過去にしたのでしょうか…（笑）
まず状況を正確に把握し、理解し、速やかに行動する一連の動きは、どんな状況でも
生き残るサバイバーの様相で、箱崎Cが姿を見失っている時間がとても
多かったです。
きっと、冷静に速やかに対応すれば大丈夫！っという【自動思考】が
パッと出てきているのだと思われます。
そして、大丈夫！っと、落ち着いた【感情】で、速やかに【行動】し、タクシー確保作業
に冷静に取り組む事が出来ています。
状況を把握し的確に運転手さんに情報を与えることが出来た結果
タクシーを確保し、安堵でリラックスした【身体】の状態を保っています。
大場Cは、対照的に良いサイクルが１周しただけで、問題は解決しています。
これを【グッドサイクル】と言います。
２人を比べると、【自動思考】が違っているような感じがしますが、もしかしたら大場C
も箱崎Cと同じよな事が、パッと浮かんでいたかもしれません。
人間はある出来事に遭遇すると、
一瞬でさまざまな【自動思考】が浮かんでいる事が分かっています。
同じ【自動思考】が浮かんでいたかもしれませんが、
大変な状況の中、思い込みで行動し、結局混乱して疲れ果てて
思考能力０までいってしまった箱崎C
状況把握に努め、大変な状況が自身で解決出来る状態であるところまで整理し
落とし込んだ上で行動し、最終的に安心を確保しリラックス出来た大場C
と、最終的に２人が全く違う結果になっている事が分かると思います。
同じ【出来事】で、一方は疲れ果て、もう一方はリラックス…
なぜこうなったのでしょうか…？
人間は、過去の経験や親からの刺激（育った環境）やさまざまな要因で 【出来事】の
本質を思い込みなどで、誤って認識したり、悪い方向へ陥りやすい思考パターン（考え方の
パターン）の癖を知らず知らずに持ってしまって、それらに左右され、誤った認知から逃れ
られなくなり、【バッドサイクル】に陥ってしまうと言うことが分かっています。
毎日大きな事から、小さな事まで、さまざまな【出来事】が身の回りで起こって、
それに知らず知らずのうちに対処しています。
しかも、一つずつではなくて、いっぺんに【出来事】が起こったり、次から次へと
何が起こるか予想することはなかなか困難です。
心とは、こういうメカニズムになっているのか…っと、分かると、大場Cと箱崎Cの結果が
違ったように、悪いサイクルに陥った原因は、心のサイクルのこの部分かな？っと
分かってくることがあります。
上の事件では、
距離の情報だけで、遠い、無理、どうしよう… っと、思い込みで動くも
どうにもならなくなった箱崎C
全てを把握し冷静に行動し最終的には、全て上手くいって安心を確保した大場C
どこがまずかったかは、もうお分かり頂けましたでしょうか…
箱崎Cは、思い込みや決めつけでしたが、
【バットサイクル】に陥る思考（考え方）パターンの癖って、
いったいどんなものでしょう…？
あ… 今回も長くなりすぎですね…（汗）
今回の講演会のプログラムの
４．考え方のパターン
だったのですが… 続きは、次回＜その３＞の講演会ご報告で…m(__)m
《終演の際に花束を受け取る大場C》
《大洲の役所関係の皆々さま》
《終演後は、ロビーで著書「やっと。やっと！パニック障害から抜けだせそう…」
の販売会握手会で、受講者の皆さんと沢山ふれあうことが出来ました。》
【備考】大場久美子の著書は、
【製本版】amazon.co.jp
【電子版】honto
からお買い求めいただけますm(_ _)m（サイト名をクリック！）
＜講演を終えて…（大場カウンセラー）＞
まず舞台に立たせていただき、最初に皆さまと対面出来た瞬間に、フッと思ったのは【自動思考】
カウンセラーの大場久美子というより、芸能人の大場久美子を見に来てくださったのかな？という感じが致しました（苦笑）
取りかかりは何でも良いと思うのですが、会場まで足を運んでいただいた方が、当日本当に沢山いてくださった事が、先ずは嬉しく思いながらスタート致しました。
しかし…
実際に講演で話しをしていくうちに、内容に共感していただけたのでしょうか、一生懸命メモを取りながら聴いてくださる方が、時間の経過と共にどんどん増えていく様子を舞台から見ることが出来て、その光景が本当に印象的でした。
講演終了後には、来てくださった皆さんとふれあう時間をいただけて、沢山の方とお話しすることが出来ました。
皆さんお一人お一人、心の中に悩み事とか、お辛い事とか、困った事を持っていらっしゃるのだとお話しを聞かせていただくうちに感じました。
今回お話しさせていただいた講演の中では「自分の心ってどんな風に出来ているのかな？」という【心のメカニズム】をお話しさせていただいたのですが、
【心のメカニズム】を知っていただく事で、自分自身や自分の気持ちの流れを知っていただけるきっかけになり、自己コントロールがし易くなる事で、解決の糸口が見つかる事になっていただければ、本当に嬉しい事と思いました。
一生懸命メモを取っていた方とお話しさせていただく事が出来たので
「どうして、メモを取ろうと思ったのですか？」
伺ってみたところ
「お話しの内容を日常生活に役立てたいと思ったので…」
と、仰ってくださいました。
私が、講演活動を通じて皆さまにお伝えしたかった事が、少しずつ伝わっているのかな？っと思えて、本当に嬉しかったです。
大洲のスタッフの皆さま、私をこの講演会まで導いてくださったエージェント皆さま、そして会場まで足をお運びいただいた皆々さま
本当にありがとうございました。
また、どこかでお会い出来ることを願って…
大場久美子
との事でした。
まとまりがなく読みづらいかも知れませんがお許しください。
近々で＜その３＞三重県津市での講演会の模様をご報告させていただきます。
ありがとうございます。
カウンセラー箱崎でした