知人がおもしろいことを書いていたので、シェア!
2歳の息子さんが
「ご飯、食べない!」
って言いだした時の対応が神ってます。
ちょいと、僕なりの解説もここに書いておこうかな、と思います。
僕は、教育や子育ての目指すべきところは、
『自立』
だと思っています。
自立とは、
「自分の人生の選択を、自分で選んでいる状態」
のことを言います。
つまり、責任を取れる範囲において、完全に自由になる、っていうこと。
こう考えると、子どもが
「ご飯、食べない!」
って言うことも、ご飯を食べることを放棄することも、子どもの自由なんです。
さらに、親も同じように、責任を取れる範囲において、自由なのだから、子どもが権利を放棄して、誰のものでもなくなったご飯を食べることもOKですよね。
親も、子どもも、自由な存在だからこそ、
子ども「ご飯、食べない!」
親「じゃあ、パパが食べるね」
が成り立ちます。
もっと言えば、
親「じゃあ、パパが食べるね」
っていう関わり方は、その裏側に、
「あなたが、ご飯を食べないことも、私は認めています」
「あなたが、ご飯を食べない選択をすることもOKです」
っていうことも伝えているわけです。
子どもを認めてしまえば、子どもから反発は起こらないんです。
「子どもが反抗をするたった一つの理由」の記事にも書きましたが、子どもが反発する理由は、
「親が、子どもを強制しようとするから」
です。
言い換えれば、親が子どもを認めて、子どもの描いたストーリーに乗っかってしまえば、子どもは反発できなくなります。
親は、子どもの主張を認めていく。
そしたら、子ども自身は、自分がした主張の結末を体験することができます。
これをアドラー心理学では、『自然な結末』っていう言い方をします。
自分が選んだ行動によって、一体何が起こるのか。
子どもにその結末を体験させてあげることが、僕が『自律学習』って言っていることとも繋がります。
自律学習っていうのは、
・自分で考える
・自分で決める
・自分で行動する
・自分で結果の責任を取る
っていう体験学習のことです。
『自律学習』は、言い換えれば、「『自然な結末』を体験させてあげましょ」っていうこと
自分がご飯を食べないのであれば、他の人がそのご飯を食べる、っていう可能性があるんだ、っていうことを体験をもって学習することができます。
子どもが言葉を話し始めた時には、子どもなりの論理を持つようになります。
その論理をぶった切って、親が自分の論理を押し付けようとした時に、反発が起こります。
しかし、親が子どもの論理に従って、行動をしていけば、子どもが自分の選択のおかしさに気付いたりするんです。
しかも、親が子どもの論理に従うということは、
「あなたのことは、私は認めています」
というメッセージも同時に送れます。
あ、ちなみ、嫌味っぽく乗っかるんじゃなくて、
「あら、そうなの?じゃあ・・・」
みたいに軽い気持ちで、本気でやり切るつもりで乗っかってあげてください。
おもしろいやり取りだったので、冒頭の記事、ぜひ読んでみてね~。
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