2017年5月3週発売の新作、星野源「Music Video Tour 2010-2017」発売 | 忍之閻魔帳

忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

2017年5月3週


▼先週を振り返る

君の名は。
07月26日発売■Blu-ray:「君の名は。 Amazon 特集ページ」
07月26日発売■Blu-ray:「君の名は。コレクターズVer. 4K + Blu-ray Amazon特典付き」
07月26日発売■Blu-ray:「君の名は。スペシャル・エディション Amazon特典付き」
07月26日発売■Blu-ray:「君の名は。スタンダードVer. Amazon特典付き」
07月26日発売■Blu-ray:「君の名は。コレクターズVer. 4K + Blu-ray」
07月26日発売■Blu-ray:「君の名は。スペシャル・エディション」
07月26日発売■Blu-ray:「君の名は。スタンダードVer.」

ドラゴンクエストXI
<Amazon>
07月29日発売■PS4:「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」
07月29日発売■3DS:「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」
<スクエニe-STORE/HMV限定販売 ダブルパック>
icon07月29日発売■PS4/3DS:「ドラゴンクエストXI ダブルパック
勇者のつるぎボックス」(スクエニ e-STORE)

7月29日発売■PS4/3DS:「ドラゴンクエストXI ダブルパック
勇者のつるぎボックス」(HMV/ローソン)
icon

先週は累計興収200億円を突破した
大ヒット作「君の名は。」のBlu-rayが大爆発。
4K付きの5枚組BOXが高額にも関わらず全体の半数を占める強さを見せ
コアからライトまでまんべんない支持を集めている。
4K版の予約数は3月発売の「シン・ゴジラ」の累計を先週分だけで上回っており
対応機種の需要増にもかなり貢献しているのではないか。

それにしても、今年の7月は「ドラクエXI」に「スプラトゥーン2」に
「君の名は。」にと、エンタメ関連では話題に事欠かない月になりそう。




07月05日発売■Blu-ray:「モアナと伝説の海 Amazon特集ページ」
07月05日発売■Blu-ray:「モアナと伝説の海 MovieNEX」
07月05日発売■Blu-ray:「モアナと伝説の海 MovieNEX Amazon限定特典付き」
07月05日発売■Blu-ray:「モアナと伝説の海 MovieNEXプレミアムBOX」
07月05日発売■Blu-ray:「モアナと伝説の海 MovieNEXプレミアムBOX Amazon限定特典付き」

「美女と野獣」の大ヒットの影響で若干存在感が薄くなってしまったものの
累計興収50億円を突破した「モアナと伝説の海」が早くもBlu-ray化。
ディズニーは「アナと雪の女王」の頃から劇場公開から
パッケージ化までの速度を従来よりもぐんと短くしていて好感が持てる。
やはり劇場版の興奮が冷めやらぬ間に出して欲しい。

「モアナ」は「リロ&スティッチ」以来のハワイが舞台の作品で、
内容も「リロ」と同じく家族や友人との絆が軸になっていている。
昔懐かしいディズニーの王道かと思いきや、
島を仕切る後継者でもあり、冒険に旅立つのが少女であるという点は
近年の流れを汲んでいて、言ってみればディズニーイズムの新旧競演。
水の表現がとにかく素晴らしく、夏のリリースには最適。
これは買ってもいいな。




08月31日発売■3DS:「探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK」
08月31日発売■3DS:「探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK Amazon特典付き」

FCディスクの時代から続いている名作AVGの最新作が3DSで発売。
据え置きから携帯、スマホへとフィールドを移しながら、
ハードボイルド系テキストアドベンチャーの灯を絶やさぬように
新作をリリースしてきたが、5年振りとなる今作では
シリーズ初期から開発に携わってきたオリジナルスタッフが制作を担当し
困った時には煙草を燻らせるヘビースモーカー・神宮寺三郎の活躍が期待できそう。
また、ワークジャムから権利を買い取ったこともあってか
2017年からは旧作のスマートホン向けリメイク移植も展開予定。



▼今週発売のコミック/書籍

★今週発売のコミック 一覧
★今週発売のKindle本 一覧
★今週発売のゲーム攻略、ゲームブック 一覧



▼今週末公開の新作映画ムビチケ


05月19日公開■Ticket:「メッセージ」
05月19日公開■Ticket:「夜明け告げるルーのうた」
05月19日公開■Ticket:「夜に生きる」

今週末からは、定期的に制作される
「何者かが地球に襲来」系のSF映画「メッセージ」や、
「夜は短し恋せよ乙女」の湯浅政明監督の
オリジナル新作「夜明け告げるルーのうた」などが公開。

「夜は短し〜』がヒットしていれば追い風になったのだろうが
メジャー配給で公開するにはあまりにもコア向けだったために
お世辞にも評判は良くなく、「ああ、観てはいけない人が
星野源の名前に釣られて観てしまったのだな」と思わずにいられなかった。
というか、そもそも星野源は役者としては大人計画所属なのであって
「逃げ恥」のイメージで来る方がおかしいのである。
松尾スズキがいて、阿部サダヲがいて、荒川良々がいて、星野源なのだ。

★Amazon 映画前売券ストア
★Amazon ムビチケストア

*Amazon取り扱いのムビチケは全てEメールタイプ。
 現物のチケットが郵送されるのではなく
 発券に必要なシリアルナンバーがEメールに送られてくるのでお間違えのないように。



▼今週発売のBlu-ray/DVD/CD


05月17日発売■Blu-ray:「Music Video Tour 2010-2017 / 星野源」
05月17日発売■Blu-ray:「Music Video Tour Amazon特典付 / 星野源」

配信チャートでは「恋」が半年経っても未だに上位にランクイン、
過去の作品も含めたCD、ライブBlu-ray、書籍は全て大ヒットと
ブレイク街道まっしぐらの星野源初のMV集が発売。

デビュー当初からMVには定評があり、映像面での遊びがふんだんな彼の映像集は
ライブとはまた違った良さがあり私も好きなものが多い。
単なるシングルの羅列ではなく
「くせのうた」から「恋」までの13曲と合間にトークを収録した贅沢仕様。
まさに見るベストといった感じ。これは絶対買う。




05月17日発売■Blu-ray:「何者 豪華版」

第148回直木賞を受賞した朝井リョウの同名原作を映画した就活青春ドラマ。
「桐島、部活やめるってよ」では「紙の月」の吉田大八監督との出逢いで
とんでもない化学反応を起こした朝井作品だが、
本作では「愛の渦」の三浦大輔監督とタッグを組むことで、
虚構と虚飾に塗れたSNS時代の若者を
観ているだけで痛々しくなるほどリアルに映像化している。
出演は佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之。
旬の若手を揃えれば客が読めると見込みの甘い邦画が乱立する中では
異色とも言える「本気の若手映画」である。

本作で描かれる「いまどきの大学生達」は
生々しさ、痛々しさが度を超している。
これは、物語の主人公・拓人が芝居を諦めて就活している大学生であることが
大きいのではなかろうか。
三浦監督は映画監督であると同時に劇団「ポツドール」の主宰でもあり、
若干21歳で初舞台の作・演出を手掛けている。
まさに拓人と同時期に「芝居で生きていく」ことを選択した人なのだ。
言わば劇中の銀次が三浦監督であり、拓人に該当する仲間達を
何人も見送ってきたのではないか。
拓人のLINEに応えない銀次の想いが、この映画全体に詰まっているように思える。

学生時代の終わりは、社会人時代の幕開け。
否応無しに引きずり出される世間の荒波に
彼等はどう立ち向かっていくのだろうかと、
登場人物達の「その後」を想像させるラストもお見事。
SNS時代の若者の光と影を描いた大傑作。




05月17日発売■Blu-ray:「映画『聲の形』初回限定版」
05月17日発売■Blu-ray:「映画『聲の形』通常版」

大今良時のベストセラーコミックスを「涼宮ハルヒ」や「けいおん!」の
京アニ制作で映画化した青春ドラマ「聲の形」がBlu-rayで発売。
聴覚障害を持つヒロインと、小学校時に彼女をいじめていた同級生が
高校生になり、謝罪をきっかけに友情を深めてゆく物語。
監督は「けいおん !」「たまこラブストーリー」の山田尚子。

思春期に誰もが迷い込んでしまう自分嫌いの森を抜け、
自分を好きになるための羅針盤として非常に良く出来た作品だが、
小学校時の会話が明らかに小学生の語彙でなかったり
(「このままじゃ負け戦じゃね」とか)、
聴覚障害のヒロインにしては発音も明瞭で萌えを前面に押し出した芝居をするなど
「その筋の方々に受けるような味付け」が鼻に付く部分も多々あり
せっかくの良質なストーリーを阻害している。
ストーリーの完成度で言えば同時期公開の「君の名は。」と互角以上。
いじめの被害者・加害者・傍観者の3者からの視点を描いた点や
高校生活のリアリティはむしろ本作が上。
それだけに、もう少し”媚び”を減らして欲しかった。

甘酸っぱい恋愛だけじゃない、死と向き合ったアニメーションが存在することは
ストレスフルな現代の学生達にとって救いにもなろう。
ただ、原恵一監督の「カラフル」と同じく
本気で「死にたい」とまで思い詰めた若者をも救うかと言われるとそれは疑問。
何故なら本作は、事態が問題解決に向けて動くターニングポイントに
「ある行為」(ネタバレになるので敢えて伏せておく)を設定していて、
それは通常、選んではいけない選択肢だからである。

興収面では「君の名は。」が、評価の面では「この世界の片隅に」が
映画界を席巻した2016年だったが、
考えさせられるという点では互角以上の良作。
絵柄に抵抗がなければ、現役の高校生あたりに是非ご覧いただきたい。




05月17日発売■Blu-ray+DVD:「ザ・コンサルタント」
05月17日発売■Blu-ray:「ザ・コンサルタント 4K ULTRA HD & 2D Blu-rayセット」

表の顔は優秀な会計士、裏の顔は凄腕の殺し屋という
シリアス版「キングスマン」的なダークヒーローを主人公にしたクライム・サスペンス。
主演は最近は監督としての方が評価が高いベン・アフレック。
共演はアナ・ケンドリック、J・K・シモンズ。

ベン・アフレック版「ジェイソン・ボーン」と言われていたりもするが、
主人公の抱えている苦悩や孤独といった面は
ジェームズ・ボンドやジェイソン・ボーンには無い。
頭脳も身体能力もズバ抜けているにも関わらず
主人公の周囲には常に影が渦巻いている。
ハンディを背負いながら闘うベン・アフレックが想像以上のハマり役で
私的にはボーンシリーズよりも好みだったりする。
主人公が特殊な能力を身につける過程についても言及されており
今後のシリーズ化にも期待出来そう。
少なくとも「ジャック・リーチャー」(トム・クルーズ)よりずっと面白い。
クライムサスペンスがお好きならお薦め。




05月17日発売■CD:「コイズミクロニクル~コンプリートシングルベスト 1982-2017~」
05月17日発売■Blu-ray:「快盗ルビイ HDニューマスター版」

小泉今日子のデビュー35周年を記念したコンプリートベストが発売。
「私の16才」から「潮騒のメモリー」まで、歌うキョンキョンの全てを収録。

小泉今日子は82年組の中でもベスト盤のリリースが多い方で、
30周年でも「Kyon30〜なんてったって30年!」をリリース済み。
あの時は著名人が選んだベストだったのでシングルは全曲網羅されていなかったが
その分、tofubeatsらが参加したリミックス集がボーナスディスクに付いていた。
2002年リリースの「KYON3 KOIZUMI THE GREAT 51」(3枚組)は
2枚がシングルベストで、1枚はアルバムからのセレクトに加えて
大瀧詠一とのデュエットバージョンの「快盗ルビイ」が収録されるなど
ファン垂涎の仕様だった。

今回は純粋なシングル集なのでこれまでで一番一般向けなのだろうが、
アーティストとしてのキョンキョンの魅力は
シングルでは見えてこない部分にもあり、
音源面に関して言えば、これまでで最も面白味の少ないベストとも言える。
「コラボレーキョン」のような企画を
楽しいと思えるコアなファンには今回のベストは不向き。
その代わり、インタビュー集と図録集の2冊の特典書籍がかなり良さげ。
音源は全部持っているので本だけで売ってくれ。

平野レミの夫である和田誠がメガホンをとり
真田広之との共演も話題になった「快盗ルビイ」のBlu-ray版も同時発売。
真田の母親役の水野久美が良い味を出していて「お薬飲むかい」は笑った。
懐かしいな。むしろこっちが欲しい。




05月17日発売■CD+Blu-ray:「ミカヅキの航海 限定盤A / さユり」
05月17日発売■CD+Blu-ray:「進撃の軌跡 / Linked Horizon」
05月17日発売■CD:「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ COMPLETEBEST」