私の好きだった鬼束ちひろが帰ってきた | 忍之閻魔帳

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鬼束ちひろ good by my love


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▼私の好きだった鬼束ちひろが帰ってきた


11月02日発売■CD+DVD:「good bye my love 限定盤 / 鬼束ちひろ」

11月2日にリリースされたばかりの
鬼束ちひろの最新シングル「good bye my love」を、もう100回は聴いている。
一時は諦めかけた彼女の才能が、まだ芯までは腐らずに残っていたこと。
幾度かの活動休止や奇行を経てようやくここに辿り着いたのだと思うと
デビュー以来のファンである私としては感慨深い。

彼女を見初めたのは、2000年にリリースされた
デビュー曲「シャイン」のプロモーション映像だった。
一度見ただけで胸を鷲掴みにされるほどの衝撃を受けた私は
続く2ndシングル「月光」と「シャイン(unplugged)」の
2曲の映像が収録された、新星堂(だったかどこだったかは忘れたが)で
限定販売されたビデオを保存用とで2本買い、
開封したほうを文字通りテープが擦り切れるほど見た。
Coccoの「遺書。」を聴いて衝撃を受けてから3年後のことだった。


発売中■CD:「インソムニア」

「月光」はドラマ「TRICK」のタイアップがついたことで
大ヒットとなり、そこから鬼束の快進撃が始まる。
翌年に発売された1stアルバム「インソムニア」は
捨て曲なしの名盤と称賛され、累計150万枚を超えるビッグセールスを記録。
ちなみに私は、封入されたアンケート葉書に
熱烈な応援メッセージを書いて出したところ特製のブックレットが当選した。
今でも大切に保管している。

セールス的には順風満帆の鬼束だったが
プライベートで世間を騒がせることも多く
シングルBOXのリリースで東芝と揉めてからというもの
レーベルを渡り歩きながら徐々に業界内の信頼度と
アーティストとしての求心力を失っていったのを
一介のファンとしてはただ見守るしかなかった。


発売中■DVD:「NINE DIRTS AND SNOW WHITE FLICKERS」

4年8ヶ月振りに行われた単独コンサートを映像化した
「NINE DIRTS AND SNOW WHITE FLICKERS」は
表面張力ギリギリで「こちら側」に踏み止まっている鬼束の魅力が凝縮された
ピアノとボーカルだけのライブDVD。
圧倒的なパフォーマンスに酔いしれる一方で
手放して喜んでもいられないとの私の予感は的中し、
同年より再び活動休止期間に入ってしまった。
この頃発売されたシングル「蛍」は、今回の「good bye my love」に
辿り着くまでの心情(喪失感)が描かれた名曲中の名曲。

その後傾倒していったロック色の強い楽曲は全盛期ほどの支持は得られず
プロデューサーに小林武史を迎えいくつかの作品を発表するも
彼女を最前線に戻すほどの評価、およびセールスには結びつかなかった。
そして、プライベートでの問題勃発を機にさらなるご乱心時代へと迷い込む。
タトゥーを入れ、暴言を吐き、ケバいメイクでバラエティにも進出し、
それでも本業の音楽がきちんとしていれば問題無かったのだが
荒れた生活で生命線とも言える喉を潰しかけ、しわがれた声で絶叫し、
ライブのステージでも奇行が取り沙汰されるようになると
さすがの私も見ていられなくなった。
生配信で醜態を晒し、ネット民の格好のおもちゃにされているのを見るのは
彼女の歌に心を揺さぶられた者として忍びなかった。


11月02日発売■CD+DVD:「good bye my love 限定盤 / 鬼束ちひろ」

「青い鳥」から約5年振りのメジャー復帰となる鬼束ちひろのニューシングルは
彼女のもっとも得意とした(と私は思っている)ミディアムバラード。
プロデュースは秦基博や小泉今日子も手掛ける鈴木正人。
カップリングには花岡なつみへ提供した「夏の罪」のセルフカバーを収録。
プロデュースは13年振りのタッグとなる羽毛田丈史氏。
鬼束の初期を語る上では欠かせない羽毛田氏の復帰は
古参のファンにとってはこの上ない朗報。
さらに未発表新曲「碧の方舟」と、「月光」のライブ音源も収録されている。



誰も貴方になれない事を知ってしまう
それを永遠と呼ぶのだろう
側にいて側にいて繰り返し 今でも哀しみを抱く

蛍 この闇を舞い上がれ 涙で霞む夜空を踊れ
その一瞬が何もかもだと 貴方は教えてくれたひと
全てのときは一瞬だと 貴方は答えてくれたひと 「蛍」より




季節は巡って 貴方を連れ去る
good bye my love 貴方を忘れない これからも
good bye my love 大きく手を振る lonely 独りきり
bye bye love song 悲しいだけの love song もう歌えない
good bye my love love my love my love また愛と呼べるまで

思い切り正直に また空を飛べるように
good bye my love 貴方はもういない ここには
good bye my love love my love my love
また愛と呼べるまで 呼べるまで 「good bye my love」より


「蛍」も「good by my love」も同じく喪失感をテーマにしているが
「good by my love」の主人公ははっきりと前を向いている。
ひとりで海を見つめながら
「まだ忘れられないし寂しいけれど、私は生きていきます」と
大切な人のいる彼方に向けて宣言しているような
人間が本来持っている生命力を表現した曲になっている。

鬼束が今後の活動を順調にスタートさせるかはまだ分からない。
しかし、もう二度とこんな曲を聴けると思っていなかった私にとって
アン・ルイスの名曲にヒントを得たタイトルで
素晴らしい楽曲が届けられたことは奇跡的とも言えるプレゼント。
見捨てかけたが、細々とでもファンを続けていて良かった。
この調子でアルバムを出して欲しい。



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