「宇多田ヒカルのうた」収録曲発表、「PS4 20周年エディション」抽選販売、他 | 忍之閻魔帳

忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)




▼今週発売の新作ダイジェスト

<Blu-ray/DVD編>

 
12月02日発売■Blu-ray:「チョコレートドーナツ」
12月03日発売■Blu-ray:「かぐや姫の物語」
12月03日発売■Blu-ray:「高畑勲、『かぐや姫の物語』をつくる。」
12月03日発売■Blu-ray+DVD:「her/世界でひとつの彼女」
12月03日発売■Blu-ray:「マレフィセント MovieNEX」
12月03日発売■Blu-ray:「アクト・オブ・キリング オリジナル全長版」
12月03日発売■Blu-ray:「glee/グリー シーズン5(100話記念ポストカード付き)
12月03日発売■Blu-ray:「あの頃映画 吸血鬼ゴケミドロ」
12月03日発売■Blu-ray:「あの頃映画 震える舌」
12月05日発売■Blu-ray:「セーラー服と機関銃 4K Scanning」
12月05日発売■Blu-ray:「時をかける少女 4K Scanning」
12月03日発売■Blu-ray:「ガキ使 絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時 初回限定版」
12月03日発売■DVD:「ガキ使 絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時 初回限定版」



<CD編>


12月03日発売■CD:「Best Always<初回生産限定盤> / 大瀧詠一」
12月03日発売■CD:「BELLS (2014年新装盤) / 吉田美奈子」
12月03日発売■CD:「群像の星 生産限定盤 / 玉置浩二」
12月02日発売■CD+DVD:「オールタイム・ベスト オリジナル Special Edition / 中森明菜」
12月02日発売■CD:「オールタイム・ベスト オリジナル & 歌姫 Special Edition / 中森明菜」



<ゲーム編>


12月04日発売■3DS:「ダービースタリオンGOLD 初回特典&Amazon限定BOOK付き」
12月04日発売■3DS:「ダービースタリオンGOLD 初回特典付き」
12月04日発売■3DS:「進撃の巨人~人類最後の翼~CHAIN」
12月04日発売■3DS:「戦国無双 Chronicle 3」
12月04日発売■PSV:「戦国無双 Chronicle 3」
12月06日発売■WiU:「大乱闘スマッシュブラザーズ Wii U」
12月06日発売■WiU:「大乱闘スマッシュブラザーズ Wii U GC用コン接続タップ付き」
12月06日発売■GC:「ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ スマブラブラック」
12月06日発売■GC:「ニンテンドーゲームキューブコントローラ スマブラホワイト」
12月06日発売■GC:「Wii U用ゲームキューブコントローラ接続タップ」



▼「宇多田ヒカルのうた」収録曲発表


12月09日発売■CD:「宇多田ヒカルのうた-13組の音楽家による13の解釈について-」
12月09日配信■iTMS:「宇多田ヒカルのうた-13組の音楽家による13の解釈について-」

先行試聴会に参加した方に「3日に情報解禁なのでそれまではネットにも書くな」と
釘をさしていたようで、予定通りに本日より解禁。

01. 井上陽水「SAKURAドロップス」
02. 椎名林檎「Letters」
03. 岡村靖幸「Automatic」
04. 浜崎あゆみ「Movin’ on without you」
05. ハナレグミ「Flavor Of Life」
06. AI「FINAL DISTANCE」
07. 吉井和哉「Be My Last」
08. LOVE PSYCHEDELICO「光」
09. 加藤ミリヤ「For You」
10. 大橋トリオ「Stay Gold」
11. tofubeats with BONNIE PINK「time will tell」
12. KIRINJI「Keep Tryin’」
13. Jimmy Jam & Terry Lewis feat. Peabo Bryson「Sanctuary」
 (15thシングル「Passion」英語バージョン)

iTMSでは「SAKURAドロップス」「Letters」「FINAL DISTANCE」
「Keep Tryin’」の4曲が先行配信開始中。
アルバムにも「13組の音楽家による13の解釈について」とあるように
今回は単なるカバーアルバムというよりは参加アーティストの色を強く反映させた
宇多田ヒカルの作品集といった雰囲気。
先行4曲で一番違和感が少ないのはAIだが、
逆にアルバムのコンセプトからすればもっとも没個性とも取れる。
1曲目に陽水を持ってきたのは、もっともインパクトがあるからだろう。

ポスト宇多田的な売り出し方をして出てきた加藤ミリヤや
既に宇多田をカバーしている大橋トリオは想像がつきやすい。
岡村靖幸や吉井和哉も近年の仕事ぶりからしてどの方向から来るかなんとなく分かる。
ハナレグミは、昨年発売したカバーアルバム「だれそかれそ」からして
アコースティック色の強いカバーになっているのではないか。
それにしても問題は浜崎。むむむ。


発売中■CD:「Queen's Fellows」

レーベルの思惑でアーティストを制限したりするため
なかなか名盤の生まれない日本のトリビュートアルバムの中で
圧倒的なクオリティを誇っているのが、「Queen's Fellows」。
既発曲が含まれているのが残念とはいえ
ここまでの豪華な面子が顔を揃えるのはユーミンならでは。

01. 鬼束ちひろ「守ってあげたい」
02. スピッツ「14番目の月」
03. aiko「セシルの週末」
04. 井上陽水「甘い予感」
05. 原田知世「CHINESE SOUP」
06. キリンジ「曇り空」
07. 小野リサ「あの日にかえりたい」
08. 槇原敬之「春よ、来い」
09. フェイ・ウオン「Valentine’s RADIO」
10. クレイジーケンバンド「COBALT HOUR」
11. ポート・オブ・ノーツ(畠山美由紀)「TYPHOON」
12. 田島貴男(オリジナルラブ)「時のないホテル」
13. 椎名林檎「翳りゆく部屋」
14. 大貫妙子「私のフランソワーズ」

お薦めでない曲を挙げるほうが難しいほど。
先日の「ぼくらの音楽」で、松任谷正隆が「曲はレシピのようなもの」と言っていた。
詩と曲はあくまでも基本的な手順であり、歌うアーティストのアレンジ次第で
いかようにも味が変わるという意味らしい。なるほどと思った。
さて、宇多田のレシピを使用した作品集はこれを超えられるだろうか。



▼祝・初代プレイステーション発売から20周年

icon
icon
12月21日発売■PS4:「PlayStation4 20周年アニバーサリーエディション」(ソニーストア抽選)icon

PSハードの20周年を記念して、
PS4本体の20周年アニバーサリー エディションが発売決定。
「1・2・3」のCMもご記憶の方が多いように
生産台数も全世界で12,300台という超レア商品。
本体表面にシリアルが刻印されたプレート付き。

全世界で12,300台なので当然販売は抽選方式で
ソニーストアが特設サイトを用意して受け付ける。
申し込みは本日(2014年12月3日)午後7時から2014年12月10日午前11時まで。
当選者には申込み時に登録したメールアドレスへ連絡が入る。

今年最後の運試しで申し込んでみるか。



初回プレイステーションの発売から20周年ならPS1だけでやればいいものを
何故PSPやPS2も入れてしまうのか。
ハードメーカー自ら初代だけではラインナップが薄いとでも言わんばかりだが
とりあえず私にとって思い出深いタイトルを
他社のプラットフォームやアーケードからの移植をなるべく抜いて並べてみた。

1995年12月01日発売■PS:「Dの食卓 コンプリートグラフィックス」
 3DOからの移植だが、当時のソニーの出荷調整や
 リピート体制についての問題が浮き彫りになったという点で入れてみた。

1996年03月01日発売■PS:「トワイライトシンドローム探索編 / 究明編」
 コンシューマーもここまで怖くして良くなったのかと驚いた作品。
 メーカーの推奨するままヘッドホンで遊んだ。

1996年03月22日発売■PS:「バイオハザード」
 ホラーゲームの歴史を語る上で外せない名作。
 ちょうど先月、PS3で「HDリマスター版」がリリース。

1996年04月19日発売■PS:「めざせ!戦球王」
 「雷電」のセイブ開発によるAC移植のパズルゲーム。
 とても良く出来ているのだが「ぱずるだま」の乱発に食われて売れなかった。
 
1996年07月12日発売■PS:「ポポロクロイス物語」
 女性層を取り込まんと発売された名作劇場的なRPG。最新作は来春3DSで発売予定。

1996年07月26日発売■PS:「刻命館」
 罠を突破するのではなく、プレイヤーが仕掛ける側に立った革新的なSLG。

1996年11月01日発売■PS:「アークザラッドII」
 少し長めの体験版だと揶揄された前作を改良し、SCEの看板に相応しいヒットとなったRPG。
 
1996年12月06日発売■PS:「パラッパラッパー」
1996年12月06日発売■PS:「クラッシュ・バンディクー」
 マリオに対抗するフラグシップキャラクターとして大活躍した
 パラッパとクラッシュは何と同日発売。しかも価格は4,800円の低価格。
 当時のSCEの勢いとセンスを感じる作品。

1996年12月13日発売■PS:「クロックタワー2」
 想像で補完するSFC版の怖さから、「バイオ」的な進化を遂げた続編。

1997年01月31日発売■PS:「ファイナルファンタジーVII」
2000年07月07日発売■PS:「ファイナルファンタジーIX」
 三つ巴のハード戦争の勢力図をこの1本で塗り替えた作品。
 「VII」以降ファンタジーからはどんどん遠ざかっているので
 私的には原点回帰した「IX」のほうがお気に入り。

1997年01月31日発売■PS:「IQ」
1998年06月18日発売■PS:「XI」
 分かり易いシステムと近未来的な演出のハマった傑作アクションパズル。
 「FFVII」との同日に持ってくる「もう1本」としては最適だった。
 同系でリリースされた「Xi」は、難易度がぐっと上がって
 パズルゲーム中上級者向けだったがこちらも大ヒット。
 CM戦略が長けていた当時のSCEならでは。
  
1997年05月23日発売■PS:「がんばれ森川君2号」
 遊び心を重視していたSCEらしい作品。
 「ジャンピングフラッシュ! 」からタッグを組んでいたムームーの代表作のひとつ。

1997年10月16日発売■PS:「moon」
 独特の世界観で今も多くのファンを持つラブデリックの名作。

1998年06月25日発売■PS:「ダブルキャスト」
 ついに「基本は眺めているだけ」がゲームになったかと感慨深くなった
 やるドラシリーズ第1弾。作りは丁寧でシリーズ4作全て今でも持っている。

1998年09月03日発売■PS:「メタルギアソリッド」
 地味な潜入ゲームがこれほどまでにショーアップされるとはと
 MSX版やFC版から遊んでいた私が腰を抜かしたソリッド第1弾。
 近作は規模が大きくなり過ぎ&キャラクターが饒舌になり過ぎな気がする。
 僕は映画を作りたいわけじゃない、ゲームで映画の面白さを超えたい
 ゲーム職人ですと語っていた頃。

1999年06月03日発売■PS:「ちっぽけラルフの大冒険」
 地味で今さらなファミコンライクのアクションゲームを
 どこまで気持ち良くプレイさせるかを念頭に置いた職人的な仕上がりのアクション。

2000年06月22日発売■PS:「ぼくのなつやすみ」
 最初のプレゼンから約1年かけてようやく陽の目を見た作品。
 96年当時のSCEであれば即発売していたはずで
 これほどの作品を一時はお蔵にしかけたあたりが
 SCEの戦略が「面白い」「新しい」から「確実に売れる大作」へと
 シフトしていった象徴のようにも思える。

2000年09月21日発売■PS:「カートンくん」
 アイレムらしい、遊び込んで分かる楽しさが満載のパズル。
 売り方次第ではもっとヒットしたのだろうが、全くダメだった。

2001年11月29日発売■PS:「ZANAC×ZANAC」
 ザナックがPSで?と中身も確かめずに即買いした懐かしのシューティング。

コアゲーマーを多く抱えるセガサターンに対抗し
「メジャー」「ポップ」で攻めていた頃のプレステは
パラッパやクラッシュを起用したCMの効果もあり
『部屋にハードを置いていても彼女に顔をしかめられないゲーム機』として
女性層からも高い支持を受けていた。
今ではすっかりハード屋になってしまったSCEだが
PS1時代には他にも「俺の料理」「パネキット」「ビブリボン」
「高機動幻想ガンパレード・マーチ」「ベアルファレス」などなど
クリエーターの意欲をそのまま商品にしたような作品を多数販売していて
私も大好きなメーカーのひとつだった。

潮目が変わったなと感じたのが「ぼくのなつやすみ」で
この頃を境に豪華スタッフによる大作や人気シリーズの続編製作に注力するようになった。
無名のタイトルをCMでヒットさせるのではなく
売れると分かっているソフトを倍売るほうが効率がいいと思い始めたのだろう。
PS2時代にもいくつか面白そうなタイトルがあったが
ムームーの「くまうた」も大宮ソフトの「機甲装兵アーモダイン」も
展示ブースに人は立っておらず、何か尋ねようとしても
『今時こんなのは売れませんよ。それよりもこちらを見て下さい」と
大作の展示台へ誘導されるような営業スタイルになっていった。

パラッパもクラッシュもピポサルもラチェットも、最近ではリトルビックプラネットも、
SCEは下り坂に差し掛かったキャラをすぐ窓際送りにする傾向があり
そのためマリオやポケモンに匹敵するフラグシップキャラクターを未だに生み出せない。
粘りに粘ったトロですらひっそりと表舞台を去ってしまったのはもったいない。

近年そういう役割はインディーズが担っているのだろうが
私としては、ハード屋ではない、サード頼みでもない
「ゲームって楽しいよね」と良い意味で軽薄だったPS1時代のSCEがもう一度見たい。