2012年の映画を振り返る(11月・12月編)、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)



▼2013年、Appleの初売りは1月2日から

2013 Apple 初売り iOS Apple Store
配信中■iOS:「Apple Store」

恒例のアップル初売りが1月2日からスタート。
毎年LuckyBagで運試しを続けてきたのだが
今年はアタリを引いたとしても特に欲しいものがないのと
そろそろ年齢的に厳しくなってきたのとで断念しそう。
その代わり、オンラインかアプリで掘り出し物を探す予定。

初売りの参加方法は以下の3種類。

・Apple Store Online
・お近くのApple Store
・あなたのiPhone上で


iOS「Apple Store」は無料で配信中。
参加を予定している方は、当日までに落としておくべし。



▼2012年の映画を振り返る(11月・12月編)

<2012年11月公開作品>

・パラノーマル・アクティビティ 4

人気シリーズ第4弾。
いったいいつになったら完結するのかと思いつつ、また付き合ってしまった。
次回はもう止めようと思うほどつまらなくはないのがまた厄介。

・北のカナリアたち

吉永小百合が若い才能をことごとく無駄遣いするドラマ。
「デビルマン」の那須真知子を脚本に迎えたおかげで、
主人公の行動は一般人には理解不能。「最初からそのつもりだった」なら、
何故わざわざ生徒達の元を訪ね回る必要があったのか。
物語が、開始5分でもう破綻しているのである。
サユリストへのサービスのつもりなのか、下手なメロドラマを追加し
しかも夫が柴田恭平で不倫相手が仲村トオルって何だそれは。
「あぶない刑事」の先輩後輩どんぶりか。
湊かなえが「原作」ではなく「原案」にしてくれと言った理由も良くわかる。

・シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語

「シルク」の魅力を間近で観ることを目的とした作品。
ライブ中継とも映画とも違う新しいメディアの登場には可能性を感じるものの
舞台の迫力をスクリーンに閉じ込めることには残念ながら失敗している。
映像のクオリティは高い。既に生の舞台を観たことがあるなら。

映画 悪の教典
・悪の教典

貴志祐介の同名ベストセラーを三池崇史監督が実写化。
泣き叫びながら命乞いをする生徒に向け、何の躊躇いもなく引き金を引き
血の海の中で楽しそうにステップを踏み、口笛を吹く伊藤英明は
仙崎大輔(「海猿」)のイメージを完全に粉々に叩き潰してしまった。
感情を全く読めない、魚のように無機質な目が心底恐ろしい。

・その夜の侍

妻を殺害された犯人を追い続けるひとりの男の復讐劇。
「鍵泥棒のメソッド」とは逆に、舞台色が悪い意味で残ってしまった作品。
言葉遊びをし過ぎてあざとさが鼻につく脚本と、
ひねりを利かせ過ぎて滑った演出が痛々しい。
山田孝之と堺雅人が主演でなければ、とても最後までは付き合えなかったろう。
核になっているストーリーはとても面白そうなのに惜しい。

映画 ふがいない僕は空を見た
・ふがいない僕は空を見た

女性ならでは視点で描かれた、性と生の物語。
コスプレ好きな主婦と男子高校生が軸になっているが、
決して週刊誌ネタに走らず、苦境に喘ぐ者へのエールが込められている。
ラストで見せる卓巳の笑顔と穏やかな語り口は
「永遠の僕たち」のヘンリー・ホッパーを彷彿させる素晴らしさだった。

映画 ヱヴァンゲリオン 新劇場版 Q
・ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

「序」「破」と築いてきたメジャー色を一気に塗り替える、最終章への序章的作品。
私自身は、実は「破」よりも好きだったりする。
観賞後しばらく「●●には乗らんでくださいよ」が口ぐせになった。


・ボディ・ハント

「X-MEN ファーストジェネレーション」「ハンガー・ゲーム」の
ジェニファー・ローレンス主演のサスペンス・ドラマ。
引っ越してきた一軒家のお向かいが、かつて惨殺事件の起きた家だったという設定。
「フォーンブース」や「ディスタービア」のような
2時間弱で上手くまとまったサスペンス。
中盤あたりでオチは読めてしまうのだが、
惨殺事件の生き残りである青年ライアンのキャラクターが秀逸。
「ハンガー・ゲーム」の100倍面白い。

映画 人生の特等席
・人生の特等席

クリント・イーストウッドの4年ぶりのスクリーン復帰作。
引退間際の老スカウトマンが、長年で身につけた勘を頼りに新しい才能を発掘し
愛娘との関係も修復してゆく王道の感動作。
データ至上主義を掲げた「マネーボール」に対し
「そんなもんで野球がわかってたまるか」と毒づくイーストウッドが格好良い。
老いるにつれてままならなくなってゆく我が身に苛々を募らせながら、
亡き妻の墓前では「YOU ARE MY SUNSHINE」を口ずさむ。
82歳でこんな芝居ができるのはイーストウッドぐらいのものだろう。

・ミロクローゼ

山田孝之が1本の作品の中で3人の男を演じ分けるエンターテイメントムービー。
監督は「OH!マイキー」の石橋義正。
とうの昔にバブルが弾けていることに気付かない時代錯誤の脚本が痛々しい。
片目の浪人・多聞のエピソードだけが際立っているので
ここをオムニバス映画の一編として提供すれば良かったのでは。
オブレネリ ブレネリギャー、熊谷ベッソンを演じ切った山田孝之のハートの強さは感心した。



<2012年12月公開作品>

映画 007 スカイフォール
・ 007 スカイフォール

クレイグボンドの最高傑作。
舞台を去る者、久々に復帰する者、某氏の後任まで登場し
今後のシリーズ展開を占う上で重要な1本。
シリーズ存続を心の底から喜べる作品。名作。

・ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館

英国産の格調高いホラー。
ホラーはエッセンス程度だが、衣装や美術が素晴らしく
「ハリー・ポッター」後のダニエル・ラドクリフもハマり役。
怖がらせ方に芸がないのが残念。

・ホビット 思いがけない冒険

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの前日憚を
ピーター・ジャクソンが再び三部作で描くファンタジー。
王道の冒険モノと映像のさらなる追求をミックスした手法は健在。


映画 フランケンウィニー
・フランケンウィニー

ティム・バートン監督にとって、おそらく最も思い入れが深いであろう
デビュー作を30年振りにリメイク。
モノクロの世界はそのままに、短編では描ききれなかったエピソードや
オマージュをてんこ盛りにした87分。近年のバートン作品では断トツのNo.1。

映画 レ・ミゼラブル
・レ・ミゼラブル

舞台の演出法と映画の演出法を融合させた新しいミュージカル映画。
「ドリームガールズ」や「ヘアスプレー」のように歌と話を切り離していないため
ミュージカルが苦手な方には勧め辛いが、舞台版「レミゼ」のファンなら見逃しては損。
アン・ハサウェイの「夢やぶれて」の歌唱シーンが圧巻。

・大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]

人気コミック2度目の実写映画化。
ドラマ版「大奥~誕生<有功・家光篇>」から30年後、綱吉の時代が描かれている。
女性心理の捉え方がどこか昼ドラ的で、フジテレビ版の「大奥」を観ているかのよう。
読み応えのある骨太な少女マンガの面白さに着目しない限り
よしながふみ版「大奥」の完璧な映画化は難しい。



▼iOSアプリが大規模セール中・縮小版

ホリデーシーズンを迎え、APPストアでは大規模のセールを実施中。
価格は12月30日23時現在のもの。
セール期間はクリスマスまでで終わるものから年明けまで続くものまで
終了のタイミングがまちまちなので価格が変動している場合あり。
ダウンロードの前に価格表示の再確認はお忘れなく。
ピックアップタイトルの一覧は下記の特集ページにて随時更新中。

【紹介記事】iOS用アプリの大放出、2012年末セール開催中

iOS ウィズダム 英和・和英 辞典 iOS 大辞林
2800円→1000円■iOS:「ウィズダム英和・和英辞典 2」(ユニバーサル)
2500円→1500円■iOS:「大辞林」(ユニバーサル)

値下げの機会が少ない辞書アプリ2本が大幅値引き中。
とくに「ウィズダム英和・和英辞典 2」は2800円から1000円と半額以下。

600円→85円■iOS:「FIFA 13 by EA SPORTS」(ユニバーサル)
600円→85円■iOS:「ワイルド ブラッド」(ユニバーサル)
450円→85円■iOS:「Grand Theft Auto 3: Japanese Edition」(ユニバーサル)
450円→85円■iOS:「ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードⅡ」(ユニバーサル)
450円→85円■iOS:「ロックマンX」(ユニバーサル)

1200円→800円■iOS:「クロノ・トリガー」
1200円→800円■iOS:「真・女神転生II」
1800円→900円■iOS:「428 封鎖された渋谷で」(ユニバーサル)
1800円→900円■iOS:「FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争」
1800円→1300円■iOS:「すばらしきこのせかい Solo Remix」



▼Amazon、年末年始向けの新セールを開始


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