09月17日発売■DS：「KORG DS-10 PLUS Limited Edition」
12月11日発売■BOOK：「KORG DS-10PLUS 音作りパーフェクトガイド」
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年末年始のどさくさに紛れてこっそり出してみる。
諸事情により、当分の間じっくり触る時間が取れそうにないので、
12月某日、思いきって1日制作に挑戦してみた。
お題は電気グルーヴの「モノノケダンス」。
「バンブラDX」の時と同じく、CDを聞きながらの耳コピで作成。
＊絵と音が若干ズレているのは、別々に取り込んで重ねているため。
パート分けは、「DS-10 PLUS」のメリットを活かし
●リードシンセ（メロディ）
●シンセベース
●パッド系シンセ1
●パッド系シンセ2
●バスドラ1
●バスドラ2
●スネア1
●スネア2
●スネア3
●ハイハット1
●ハイハット2
●クラッシュシンバル
以上の12トラックで音色を作成。
リードシンセはノコギリ波と矩形波をVCOシンクをOFFにして
矩形波を1オクターブ低くずらして厚みを出した。
シンセベースはノコギリ波と三角波を用い
こちらもVCOシンクはOFF、三角波を1オクターブ低くずらしている。
パッド系の2音色はどちらもコード感を出すために作成したが
VCO 2 PITCHを5度程ずらして、1音色でも2和音になるように作成。
2音色で最大4和音になるようにチューニングした。
バスドラやスネアは、プリセットの音色を多少いじったくらいで
ハイハットやクラッシュシンバルはノイズ音から適当に作ってみた。
やっつけ上等である。
打ち込みの内容は基本となる4つのパターンを作成し、まずはAメロを作成。
１パターン中のトラックはなるべく全て使うようにして
「SONG」のパターンシーケンスにある「MUTE」機能で
鳴らす音・鳴らさない音を制御しつつ最終的な形にしたので
基本の4パターンだけで24小節を作る事ができた。
後はBメロ、Cメロをそれぞれ打ち込んで「SONG」に入力。
全体の雰囲気を見ながら「MUTE」で抑揚を付けるようにした。
BPMは、私の好きな「♪＝127」に設定。
原曲よりも速めのBPMなのだが、速過ぎず克つ手軽に「ノリ」が作れるので
大好きな速さなのだ。
あとは、原曲では後拍がスイング気味なので「SWING」を若干キツめの「60」に設定。
フィルインで鳴らしているハネ気味のスネアや、マラカスを振ったような
ハイハット音の後ノリ感はそれぞれに短めのディレイをかけて
そのディレイ音によって「後拍」を演出。
全体にかかった「SWING」のタイミングと微妙にズレた音になることで
アナログな感じをどうにか醸し出そうとしてみたのだが、
まぁこの辺は自己満足の世界ということで。
以上の作業で2分弱の「モノノケダンス」が完成。
このまま打ち込みを鳴らすだけでは面白くないので
シンセベースをカオスパッド機能でリアルタイム演奏する事にした。
ジジィゲーマー向けに分かり易く言い換えるならば
タッチパネルの上で適当にタッチペンを滑らせるだけで
「オトッキー」風の即興演奏を楽しめるようにした、という意味である。
タッチペンの動かし方次第で毎回趣の異なった楽曲に仕上がるため
「今回は思いの外良く弾けた」「今回はイマイチ」などと呟きながらの演奏が楽しい。
「モノノケダンス」は大方をCマイナーで弾ける曲なので
「SYNZ KAOSS」のセッティング「SET」の「KEY」を「C」に
「SCALE」はマイナーなので「mPENTA」に設定。
5度の和音が多く使われてるので「5TH」でもいいのだが
アルペジオの音階数が少ない気がしたので止めた。
シンセを齧っていた時代から早ン年の私ではあるが、
そんな私にも手を出せる余地を与えてくれる本作はやはり楽しい。
前作をいじり倒した方でも、買い替える価値は充分あると見た。
作り手の遊び心に痺れる動画。
季節的にもちょうど良いので紹介。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
タイトル：KORG DS-10 PLUS
メーカー：AQインタラクティブ
発売日：2009年9月17日
価格：限定版・5,985円 通常版・3,990円
公式サイト：http://www.aqi.co.jp/product/ds10/jp/
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