「007 慰めの報酬」「誰も守ってくれない」など、今週末公開の主な新作映画、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

★元記事はこちら。

▼悪趣味全開な「ゾンビ・ストリッパーズ」他、新作DVD情報


■BD:「ゾンビ・ストリッパーズ 無修正版」
■DVD:「ゾンビ・ストリッパーズ コレクターズ・エディション 無修正版」
■YouTube:「ゾンビ・ストリッパーズ 予告編」

もともと「エロ」と「グロ」は非常に近しい間柄であり、
残虐性が増すほどにエロティックさも増すホラーは多数存在する。
これはその中でも究極とも言える作品。
戦争好きなブッシュのため、深刻な兵力不足に陥ったアメリカ軍が
死んだ兵士をゾンビとして”再利用”するウィルスの研究に着手。
後はもう、ゾンビ映画はお馴染みの展開で、ウィルスが研究所に蔓延し
感染者が続出、ゾンビだらけの大パニックとなる。

アメリカポルノ界の女王、ジェナ・ジェイムソンが
ゾンビ化したストリッパーを演じた
(日本語吹替音声は、夏目ナナが担当している)ことや、
ストリップ・クラブのオーナー役で、あの「エルム街の悪夢」の
フレディ役を演じたロバート・イングランドが出演したことで
ホラーファンの間で大きな話題となった。

BD/DVD化にあたり、劇場公開時にカットされたシーンを
収録した完全無修正版として登場する。
タランティーノ×ロドリゲスの「グラインドハウス」(特に「プラネット・テラー」)や
ロブ・ゾンビの「マーダー・ライド・ショー」などがお好きならかなりお勧め。
4月22日発売。

■DVD:「ブタがいた教室 初回限定版通常版」

【紹介記事】親子揃っての鑑賞をお勧め。「ブタがいた教室」

現在も好評上映中の妻夫木聡主演「ブタがいた教室」がDVD化。
発売は4月10日。新たな1年の幕開けに観るには最適の映画なので
是非親子揃ってご覧いただきたい。
なお、リンク先はタイトルがおかしなことになっているが、
商品番号は合っているので「レッドクリフ」の時と同じように
近日中には修正されると思う。内容は紹介記事にて。

■DVD:「劇場版グレンラガン 紅蓮篇 完全生産限定版」

単館系公開ながら連日満員の好評を得た
「劇場版グレンラガン 紅蓮篇」がDVD化。4月22日発売。

▼今週末公開の主な新作映画

【公式サイト】007 慰めの報酬

【紹介記事】ますます魅力を増したクレイグ・ボンド最新作。映画「007 慰めの報酬」

今週末の目玉は、何と言っても「007 慰めの報酬」。
ダニエル・クレイグ演じる新生ボンドの第2弾。
紹介記事でも書いたように、ストーリーが「カジノ・ロワイヤル」と
直結しているので、予習はお忘れなく。

【公式サイト】エレジー

「死ぬまでにしたい10のこと」
「あなたになら言える秘密のこと」のイザベル・コイシェ監督最新作。
遊び慣れたはずの初老の大学教授が、
30歳も年の離れた教え子と本気の恋に落ちる物語。
主演は、ペドロ・アルモドバルをして「彼女は今、美の絶頂にいる」と
言わしめた「ボルベール 帰郷」のペネロペ・クルス。
若い女性に翻弄される教授は「ガンジー」「砂と霧の家」のベン・キングズレー。
イザベル・コイシェ作品は粒ぞろいなので本作にも期待。

【公式サイト】レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

ハリウッド史上最大のヒット作「タイタニック」から12年振りの共演となる
レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの共演のヒューマン・ドラマ。
監督は、ケイト・ウィンスレットの夫であるサム・メンデス。
1950年代のコネチカット州を舞台に、人生を見つめ直す時期に
差し掛かったひと組の夫婦の姿を描いている。
原題も「REVOLUTIONARY ROAD」ではあるのだが、タイトルがマズい気が。

【公式サイト】誰も守ってくれない

「踊る大捜査線」シリーズの脚本を手掛ける君塚良一監督が
ネット社会の凶暴性やマスコミ報道の在り方を問う社会派ドラマ。
ある日突然、兄が殺人犯になったことで世間から追い詰められていく少女と
彼女を守ろうとする刑事をドキュメンタリー・タッチで追っている。
刑事役は「ザ・マジックアワー」で新たな魅力を開花させた佐藤浩市、
荒波にもまれる少女役には、「14才の母」の志田未来。
フジテレビ製作でこういう作品が出てくるとは思わなかった。
公開日である明日24日(土曜日)には、フジテレビ系列で「誰も守れない」が放送。
こちらは「加害者の保護」を描いた映画版とは正反対の
「被害者の保護」をテーマにしている。
「252 生存者あり」でも同様のスペシャルドラマが製作されていたので
今後テレビ局製作の映画ではこのスタイルが流行るのかも知れない。

▼PSP、Wii、360の新作が三つ巴、Wii「ハルヒ」は大苦戦


■PSP:「ジルオール infinite plus 末弥純描き下ろし「アートステッカー」同梱版」
■Book:「ジルオール infinite plus ガイドブック 上巻下巻」
■Wii:「FRAGILE/フラジール さよなら月の廃墟 サントラCD付き」
■Xbox360:「レフト 4 デッド(Z指定)

停滞ムードの続くゲーム市場。
今週発売の新作も飛び抜けた作品はなく、
PSP「ジルオール infinite plus」
Wii「FRAGILE/フラジール さよなら月の廃墟」
360「レフト 4 デッド」の3作が1.5万本前後で三つ巴の争いを繰り広げている。
「レフト 4 デッド」が8割近い消化率を叩き出した他、
残りの2作も5割前後とまずまずで、大きく動きもしないが
ダブつく心配も無用という無難なスタートを切った。

Wii「フラジール」を手掛けたトライクレッシェンド作品の
ここ3年ほどの初日販売本数は以下の通り。

2006年02月:GC「バテン・カイトスII 始まりの翼と神々の嗣子」」0.9万本
2006年06月:PS2「ヴァルキリープロファイル2 シルメリア」22.5万本
2007年06月:360「トラスティベル ショパンの夢」2.9万本
2008年09月:PS3「トラスティベル ショパンの夢 ルプリーズ」2.2万本
2009年01月:Wii「FRAGILE/フラジール さよなら月の廃墟」1.6万本

*「VP2」はメインではなくサブ的なポジション

全て異なるプラットフォームで展開しているため比較が難しいのだが、
完全オリジナル新作が勢いのあるWiiに投入された割には物足りない印象を受ける。
同日発売されたWii「涼宮ハルヒの激動」も同様で、

2007年12月:PSP「涼宮ハルヒの約束」6万本
2008年01月:PS2「涼宮ハルヒの戸惑」10.4万本
2009年01月:Wii「涼宮ハルヒの激動」1万本

*数字は3機種とも限定版+通常版

と、その差は歴然で、やはり投入ハードとの相性は重要なようだ。