「テイルズ オブ デスティニー」貫禄のトップ、Wii関連も好調な出足 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)



■PS2:「テイルズ オブ デスティニー」

■PSP:「テイルズ オブ デスティニー2」(2007年2月15日発売)
■PS2:「サモンナイト4」

任天堂の新型ゲーム機、
「Wii」の発売で盛り上がった先週のゲーム市場を制したのは、
「デスティニー2」の発売日も決まった
「テイルズ」シリーズ最大のヒット作のリメイクである
「テイルズ オブ デスティニー」であった。
売上げは約25万本で、リメイクであることを考えれば大健闘と言えよう。
消化率もかなり高く、次週の「ワイルドアームズ」などと食い合わなければ
PS2版「シンフォニア」の実績である約40万本を上回る可能性も出て来た。

「サモンナイト」最新作も約12万本を販売し好調。
週末で若干伸び悩んだ影響か、週明けから軽く値下げ感が漂っているが
まだ危険区域というほどではない。



■GBA:「ファイナルファンタジーVI アドバンス」

■GBA:「ファイナルファンタジーV アドバンス」

Wii関連は後ほどまとめるとして、
GBAの「FF6」は約14万本を販売。
現在のところ、GBAで予定されている新作ソフトは
これで終了となるが、「MOTHER3」「リズム天国」など、
コンスタントにヒット作を送り出したままのフィニッシュとなった。
DSとは違った手軽さを持ったハードだけに、
このまま終わらせるには惜しい。

DS陣営は、先週発売された「ジャンプアルティメットスターズ」
「オシャレ魔女 ラブandベリー」が依然好調で、
それぞれ約7万本を販売。
「ラブベリ」は発売2週間で累計50万本に達している。
「DS Lite」は約18万台を販売するも品薄感は解消されず、
1年を通して品薄のまま年末商戦へ突入する形となった。



■PS2:「デジモンセイバーズ アナザーミッション データカードダス付き」

■DS:「ゾイドバトルコロシアム ゾイドカードコロシアム限定レアカード付き」

キッズ向けタイトル2作はどちらも惨敗。
「デジモン」はDS版の好調から期待も大きかったが、
「サルゲッチュ ミリオンモンキーズ」や「コロボットアドベンチャー」の
大苦戦を見る限り、PS2を遊んでいた低年齢層は
根こそぎDSに移行してしまったようだ。

また、低年齢層と共にサマーボーイの取り込みも目論んでいた
「ゾイドバトルコロシアム」には、
他ならぬサマーボーイからきついお叱りのレビューが上がっている。

●ゾイドバトルコロシアム(ゾイド徒然草)

>最初にゲームをやり始めたときに、その作りの安さに軽く驚きを覚えた。
(中略)
>以上のように、とにかく遊びづらくするための仕様がてんこ盛りである。
>結局、翔泳社伝説に新たな一ページを加えただけの「製品」だった。

翔泳社伝説・・・
「ゾイド」ファンの間では悪名高き翔泳社を
タカラトミーが未だに起用するのは何故なのか。
謎を解く鍵をお持ちの方からの情報求ム。


■Wii:「Wii」



■Wii:「Wii Sports」

■Wii:「はじめてのWiiパック(Wiiリモコン同梱)」
■Wii:「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」
■Wii:「おどるメイドインワリオ」



■Wii1:「縁日の達人」

■Wii:「スイングゴルフ パンヤ」
■Wii:「SDガンダム スカッドハンマーズ」
■Wii:「カドゥケウスZ 2つの超執刀」

さて、いよいよ発売された任天堂の新機種「Wii」。
発売2日間のデータでは約37万台を販売、
消化率も9割を超え、非常に好調な滑り出しとなった。
「DS Lite」の約18万台と合わせた任天堂のハードシェアは約85%にも上り、
「PS3」を発売したばかりの
SCE陣営(PS2+PS3+PSPで約12%)を大きく引き離している。

ソフトでは「Wii Sports」「はじめてのWii」が
共に約17万本を販売しツートップ。
「ゼルダの伝説」がこれに続き、約14万本を販売した。

ショップ関係者への提案数や体験会での試遊機の設置台数、
テレビCMのソフト別投入数など、
「Wii」における任天堂のこれまでの動きからは
「ゼルダが代表作になるようなハードにはしたくない」
(ゲーマー向けのハードである、というイメージの払拭)
という強い意志を感じていたので、この結果は予想通り。
ノンブランドの「Wii Sports」が従来型の「ゼルダ」を打ち破って
トップとなったことこそが、任天堂の「Revolution」の第一歩なのだ。

ただ、不安材料もある。
任天堂のソフトがどれも好調に推移する中、
サードパーティのソフトに元気がないことだ。
同発のサードタイトルでは、「縁日の達人」「スイングゴルフ パンヤ」が
かろうじて1万本を販売した他は全て4桁以下と苦戦。
購入者の評判も良い「SDガンダム」や「カドゥケウス」「レッドスティール」も
数千本にとどまっている。
DS発売時も似たような状況ではあったが、
今回はそこそこ弾も揃っていただけに
力を入れていたサードのショックも大きいのではないか。

今後しばらくは目立った新作も無いので
「Wii Sports」「ゼルダ」後の2本目、3本目として
サードのタイトルも徐々に伸びていくことを期待しておこう。