Wii、いよいよ本日発売。電源ON!・・・のその前に | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)



■Wii


Wiiで発売される全てのソフトには、
リモコンに付属したストラップを手首にしっかり巻くよう、
注意を促すメッセージが必ず出るようになっている。
メーカー営業にも同様の話が回っているのか、
任天堂、サードパーティに関わらず、プレイ前には必ずストラップの確認がされる。
「私を何歳だと思っているのか」と思うほどの徹底ぶりだ。
この少し過剰とすら思える対応について、某サード営業はこう語る。

「任天堂さんが一番恐れているのは、
リモコンを使ってケガ人が出ることなんです。
低年齢層をがっちり掴んでいるぶん、
その辺はかなりナーバスになってるんじゃないでしょうか」

小さなお子様のいるご家庭ならお分かりいただけると思うが、
子供は良く物を投げる。
誰かを傷つけてやろうという意志がなくとも投げる。
怒っても投げるし、泣いても投げるし、喜んでも投げるのだ。
だからこそ、低年齢向けの玩具は、
少々のことではケガをしないような処理が施してある。

Wiiリモコンはどうであろうか。
電池を入れればそこそこの重量感。
それでいて、子供の手にも馴染み易い。
馴染み易いということは・・・投げ易いのである。
角に丸みはあるが、顔面に命中すればそこそこ痛そうだ。
割と小さめの人形を顔面にぶつけられて流血したことのある私には、
任天堂の過剰とも思える対応が良く理解出来る。
あれほど巨大なデモ機を設置しながら試遊出来ないようになっているのも、
リモコンが盗まれる可能性よりも、試遊機に群がった子供同士で
揉め事が起こった時、握っているリモコンが「武器」になることを
恐れているからなのではないか。

商品作りにおける任天堂の心配りがどれほどのものかは
これまで発表してきた様々な商品を通して良く分かっているので、
リモコンについても、きっと多くの議論が交わされたことと思う。
個人訴訟に消極的な日本はさておき、
ワールドワイドで展開するなら危険性を軽視は出来ない。
リモコンなどDVDにもテレビにもあるだろう、で通らないことも知っている。
結局、売り手(任天堂)に出来ることと言えば、
「頼むから気を付けてよ、本当に気を付けてよ、分かった?」と、
過保護な母親のように何度も念押しすることしか出来ないのだ。
買った後は、我々大人の出番である。
小さなお子様のいるご家庭にWiiの導入を予定している方は、
プレイ前の合い言葉、
「ストラップつけた?」キャンペーンの徹底に何卒ご協力を。

*本記事はWiiをプレイする低年齢層とその親に向けて
 意図的に大袈裟に心配した内容の記事にしており、
 Wiiリモコンは、普通に遊んでいる分には危険性はほとんど無い。
 徒に恐怖心を煽ることが目的ではなく、
 危険性を限りなくゼロに近づけることが目的なので
 その点、誤解のなきよう。