コーエー、ゲームのレンタル事業開始 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

●コーエー公式HP プレスリリースより

>当社の子会社であります株式会社コーエーネットが、
>平成18年4月24日開催の取締役会において、
>ゲームソフトレンタル事業「RentaNet(レンタネット)」を開始することを
>決定いたしましたので、お知らせいたします。

(中略)

>「RentaNet」は、販売店様とゲームソフトメーカー各社様のご協力により、
>ゲームソフト市場の活性化を目指すものであります。
>「RentaNet」を展開することにより、ユーザーの皆様の利便性を高め、
>新たな市場を創出いたします。
>また、販売店様へ新たなビジネスをご提案させていただくとともに、
>メーカー様およびクリエイター様にとって新しい収益源となり、
>新規ゲームソフトの開発を側面から支援する役割も果たしてまいります。

プレスリリースはここまでだが、
25日付の日経には「旧作のレンタルは500円程度」と書かれていた。
Gpara.comではさらに詳細な内容が報告されている。

●コーエー、ゲームレンタル事業を5月からスタート(Gpara.com)

>RentaNetは、コーエーが開発した機器を設置することで、
>簡単にゲームレンタル業務を行うことができるというもの。
>気になるレンタル料金に関してだが、あくまで想定として、
>以下の金額が発表された。

>■発売から1~3ヶ月以内のタイトル
>・4泊5日のレンタル…2,700~2,800円程度
>・一ヶ月のレンタル…5,000円程度

>■通常のタイトル
>・4泊5日のレンタル…880円程度
>・一ヶ月のレンタル…3,700~3,800円程度

>■古いタイトル
>・4泊5日のレンタル…500円未満

・・・これは何かの冗談なのであろうか。
あくまでも想定中の価格設定とはいえ、
上記の設定を半額にしてもまだまだ割高と感じるのは私だけではあるまい。
新作が数百円になる可能性が無いのならば、
この計画はその時点で終了である。

そもそも、借りた物を返す暇があるということは、
売りに行く暇もあるということであろう。
ならば、発売日に購入して早いうちに売り払った方が
100倍手軽ではないか。

私は、ゲームのレンタルに関しては
TSUTAYAで行なわれている体験版の無料レンタルが
ユーザーのメリットやメーカーのプロモーション効果等も含めて
最も理想的な形だと思っている。
ジャンルによってクリアまでの時間が数十倍~百倍も変わるゲームを
一定の時間で必ず終わる映画やCDのように
均一な価格設定をしようということ自体が無茶な話なのだ。

新たな収入源を模索するのは結構だが、
模索するならせめて、「芽が出そうかどうか」ぐらい検討してはどうか。