「マリオ」+「ミクロ」で久々にGBAがトップシェア獲得 | 忍之閻魔帳

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◆ゲームボーイミクロ(ファミコン)


GBAと同等の機能を持つ小型ハード、
「ゲームボーイミクロ」がいよいよ発売された。
「全くの新規ハードではない」「高過ぎる」などの前評判をものともせず
初週で約15万台を販売し、ハード別シェアのトップを獲得した。
一番人気のファミコンカラーは週末を待たずに品切れを起こしたショップが多く、
出荷比率次第ではさらに伸びていた可能性は高い。
カラー別販売数ではファミコンカラーが約60%と最も高く、
あとはシルバー、ブラック、パープル、ブルーの順番で
残り40%を分け合っている。

好調に推移し続けるニンテンドーDSはもちろん、
最も割を食うと思われたGBASPの販売台数も全く落ちておらず、
今週は任天堂系ハードが市場を席巻したようだ。

また、値崩れしていた「MOTHER1+2」や「マリオゴルフGBAツアー」
「ゲームボーイウォーズアドバンス1+2」などの
どちらかと言うと高年齢向けのRPGやSLGの相場が持ち直すなど、
ミクロの登場により既発のGBAソフトが再び動き始めているのも見逃せない。
コナミが11月に大量の廉価版を投入するのも、
こうした旧作の掘り起こし需要を見込んでのものであろう。


ファミコンミニ スーパーマリオブラザーズ


ソフトの方では、再販「マリオ」が15万本を販売し、
ファミコンミニ版だけで累計70万本を突破、
DS「たまごっち」も週末で大幅に数字を伸ばし、
バンダイの目標を初週であっさりクリアしてしまった。
GBA「スパロボJ」やDS「逆転裁判」なども好調で、
値崩れしそうなタイトルが見当たらない珍しい週となった。

一方、PSPにも待望の新色が登場し、通常の倍以上を販売したものの
ミクロはおろかDSの壁すら破ることが出来ず、
キラータイトルと言われた「ウイニングイレブン」も
品切れ続出のGBA「マリオ」とDS「たまごっち」の前にすっかり霞んでしまった。
新色と「ウイニングイレブン」の同時発売は
PSPの存在感をアピールする絶好のチャンスだっただけに、
SCEとしても「あと1週早く発売していれば…」といったところではないか。
発売日の設定がいかに難しいかを印象づける結果と言えよう。