最上級の甘みと苦み「チャーリーとチョコレート工場」 | 忍之閻魔帳

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チャーリーとチョコレート工場 サウンドトラック


劇場に前売り券を買いに走った映画は何年ぶりであろうか。
オープニングメロディーの時点で子供のように胸がザワザワと騒ぎ、
心臓のど真ん中を射抜かれたまま2時間があっという間に過ぎた。
ティム・バートンもジョニー・デップも神業のような仕事をしている。
これはもちろん、二人の間に強い信頼関係があってこそのことであろう。
最高のパートナーとして積み重ねてきた歴史が、そのまま作品に投影されている。

個人的にティム・バートンが好きということはもちろんあるが、
それでも間違いなく本年度No.1のお気に入り作品になると思う。
ただし、ティム・バートン特有の「苦み」や「毒気」が合わないという方も
たくさんいると思うので、万人には勧めない。
甘いだけのファンタジーばかり食べさせられて
口の中がヒリヒリしている大人には最高の口直しだ。

「ベルヴィル・ランデブー」に続く大人向けファンタジーとして
一人でも多くの方に劇場で観ていただきたい。
この楽しさを家庭サイズに押し込むのはもったいない。
DVDはあくまでも2度目用に。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:チャーリーとチョコレート工場
    配給:ワーナーブラザーズ映画
   公開日:2005年9月10日
    監督:ティム・バートン
    出演:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、他
 公式サイト:http://charlie-chocolate.warnerbros.jp/
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