50歳前ぐらいから、若い時のような分量を食べると特に苦しいので、おなかが空いて時間があるときに食べるというようにしていったら、一日に一食二食という日が増えました。そこでじわじわ67キロ近くに増えていった体重が減ってきました。
それでも、63キロを切ることはありませんでした。7年ぐらい前に、一日に4キロぐらい毎日走っていた時でもそうでした。でもまだ、おなかも少したるみがあります。それがこの一か月で切りました。65キロの手前を行き来していたのが、今61キロ台です。(朝の時点で計測)
一生太らない体をつくる「腸健康法」 (だいわ文庫)/大和書房
という本が面白いです。もともと寄生虫の研究をしていた藤田紘一郎先生が書かれた本で、腸内環境=腸内細菌との太る痩せると健康を語ります。
一般的なダイエットや食養は「人の機能← →食べたもの」で良否を語ります。食べた量のカロリーと運動で、消費したカロリーのプラスマイナスで、太る痩せるという説明が代表的です。機械的といえば機械的な解釈です。
藤田説が面白いなと思った視点は二つです。
一つは、人体と食べ物だけでとらえず、ここに腸内環境=おなかの中の微生物群をからめて考えます。そうすると、例えば「消費カロリー説」だけでは説明がつかない「あまり食べていないのに太る人」もいれば、「人の三倍食べても太らない人」がいることの説明がつきます。
一例をあげると腸内微生物の中には、カロリーのほとんどない海藻類からでも、エネルギーを取り出せる=太れる微生物もいるんだそうです。
ある工場を語るときに、工場の設備につぎ込むエネルギーと材料の量と、工場の機械の性能だけでその工場の性能を語るか、そこで働く工員さんたちの資質を加えるかという話ですね。よく考えたら、社員さんを加えて考えない方がおかしい話だったのです。
もう一つ面白いのは、おおざっぱに50歳以上とそれ以下は分けて考えるという視点です。例えば糖質を制限するのも、50歳以上は推奨、40歳台以下にはお勧めしないというぐあいに分かれます。
この本を読んでからダイエットしたのではないのですが、以下のような食生活の変化に乗っていっている最中に読んで、なるほどうまくいくわけだなと思った感じです。
・ごはん、麺類を半分以下に減らした
・外食を少し減らし家飯を少し増やした=野菜が増えた
・一日1食か2食を、少量の3食にする日が増えた
・甘いものやおかしや清涼飲料水を半分以下(三分の一ぐらいかもしれません)に減らした(私は下戸なのでお菓子は食べます)
・水を飲んだ
・毎朝体重を測って記録した
ということを始めると、体重がじわじわ減り始めたので、そのタイミングで「腸健康法」読んでみたら、うまくいった部分の納得が行ったということです。
いい本ですが、すべてに納得しているわけではありません。
短い記述ですが、断食に関しては腸内細菌にはよくないのでは、という角度で書かれています。断食経験はありますから、いいものだとは体感しています。断食をしている人の腸内の変化というのは、医学的には症例を集めるのが難しそうですから、データ不足もあるかもしれません。
そういう部分もありますが、全体的にはとても納得がいく部分が多い本です。ご一読を進めます。
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