【実用】の陰陽論
今、進化体操でもっとも時間を費やしている講習内容は「陰と陽」。
たとえばあなたが、後と前を同時に意識して運動・動作をすると、あなたにしがみついていた腕や肩の緊張はみるみる勢力を失っていきます。しなやかで対応力に満ちた手が現れます。
前後の陰陽。
あなたが、整体をする時、もっとも小さい点で相手に響く点を探そうとすると、相手の全身に響きが広がる整体を手にすることができます。
極大極小の陰陽。
あなたが人と向き合うとき、もっとも相手に集中してしまう極小の一点を探して向き合うと、相手に届く声になり、相手が思わず聞いてしまう声になります。相手が思わず聞いてしまう内容になります。
これも極大極小の陰陽。
あなたが仮の目標(未来)持ちながら、今行動し終わったこと(過去)を明確に自覚していくように心がけると、目標・行動ともにより実現性の高い方へと修正され続ける行動パターンが現れます。
未来と過去という陰陽。
これらの取り組みを実用の陰陽論と呼んでいます。
両極端を想定して、その間に入るようにすると、景色が変わり、反射が変わり行動が変わり、結果が変わります。あらゆることに応用ができそうです。
【集中の密度 探そうとする姿勢】
そしてもう一つ、頭の中だけでやっている身体操作は論外ですが、自らの身体だけに意識を集めている身体操作もまた不完全なのです。
あなたが意識していなくても、身体はつねに回りの環境や相手に反応しています。だから私の身体だけを意識するのをやめて、環境や対象までその意識が伸びた時、もっともあなたのパフォーマンスは開かれた状態に発揮されます。とても気持ちのいいものです。
効果は、正解を知ってそれを使おうとする時に現れるのではなかったのです。正解を求めようとする集中の密度が、状況の変化をもたらすのです。
両極端を想定してその間に入る。抽象的なイメージではありません。できるだけ具体的なものとして向き合います。どういうイメージが正解かわからないなどとあなたの頭脳は言うかもしれませんが、それに引きずられてはいけません。
あなたの外側に正解があるのではなく、あなたから本気や本格的な変化が生じてきたら、それが現時点での正解なのです。
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進化体操を身に付ける過程でそれらを稽古します。
身体の現象として納得をして、日常生活の中でそれらを使います。
そんな内容を講習しています。
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進化体操一日講習会
7月13日(月)10時~18時45分 東京/代々木八幡
7月26日(日)10時~16時00分 大阪/新大阪健康道場
8月10日(月)10時~18時45分 東京/代々木八幡
詳しくはこちら
http://ameblo.jp/sinkataisou/entry-12040928579.html