全力を尽くす | 新大阪|心と体が喜ぶ健康づくり『進化体操』

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『進化体操公式ブログ』
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こんにちは、進化体操の津田です。



今日は「あるのがあたり前だと思っているものを制限することで引き出されるものがある」というお話です。



進化体操をある程度身につけた方向きのお話です。



火曜日の中上級の進化体操のクラスで、
正座で進化体操をするということを試みました。

もともと、部分的な体の使い方を自覚して抜け出して、
体全部を使って動けるようにしよう、
その方が故障もしない、疲れない、上達が早い、快適だというのが

進化体操の目指す方向性です。
 
立ち姿勢での基本型も、寝てやる応用型も、
いかに全身を動きに参加させるかと工夫してきました。



正座をして、さらに手で
身体の反射誘導点と呼んでいるツボを押さえながら動いてみました。

足は折り畳んでいるし、手は誘導点を押さえているので、
手も足も出ません。 胴体の動きだけしかできません。だるま状態です。



⇒ものすごい発見でした。

動いていると思っていたところがぜんぜん動いていません。
動いていない、ということが明確に自覚されると、
一同だんだん胴体が動き始めました。



立ってみて、進化体操の基本型に戻って動いてみて、
一気にやりやすくなったことはもちろんですが、

もっと大事だと思ったことは一同の感想として 
今まで力の出し惜しみをしていたんだ という明確な自覚でした。

手や足というコントロールしやすい部位を余分に動かして、大事な胴体の部分がちゃんと動いていなかったことをごまかしていたのでした。



そして、手足を使えない状態から全身で動けるようにすると、
今までどれだけ「省エネモード」でやっていたか、
ということが自覚できたのです。



省エネモードから全身モードに切り替えがきいたらどうなったかというと、
今までよりも強く、大きく動いているにもかかわらず、全然しんどくないのです。 

これが「全身度」「全力度」が高い状態だとすると、
過去の「全力でやったつもり」「一生懸命やったつもり」というものが決定的に嘘くさくなりました。



本当のホントの「全力を発揮する」というのは、
歯を食いしばってがんばる、というようなこととはずいぶん別物のようです。



今回の発見は、あえて不自由な体勢で全身を使えない状態に押し込むことで、かえって全身が使えるようになった、というところからスタートしました。



日常生活で八方ふさがりだと感じる時に、
ついつい「もっと動きやすくなるような条件が増えてほしい、助けがほしい」と願ってしまうのですが、

窮地を脱するためには、さらにまだある動ける条件や助けになるものを手放した状態でしばらくもがいた方がいいのかもしれません。



これこれが足りない、だから自分は全力が出せないんだと頭は考えがちです。しかし、実際に身体で確かめた結果は



「もっと動きにくい条件にはめ込まないと、私の全力は出てこない」



正座で体操をするというのは、そのままスポーツのトレーニングには取り入れにくいかもしれません。

ですが、そういえばその逆のトレーニング方法を3年ほど前に提案して講習し、
好評かつ結果もでたことがありました。

これはけっこういろいろなスポーツや武術の稽古に使えると思います。 その方法の詳細は次回に。


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全力を尽くすというのとはちょっと角度は違いますが、
野口整体の創始者・野口晴哉先生の 

「いつまでも若く生きるには」 

というとても魅力的な一文があります。
右往左往ブログの方で紹介しています。興味のある方はこちら

http://d.hatena.ne.jp/meuto/20130228


進化体操の3月合宿に興味のある方はこちら

http://ameblo.jp/sinkataisou/entry-11483138858.html