第20回 大人と子どもの交流読書会 課題図書型 内容





12/10(土)第20回課題図書型読書会を16:00~19:00で実施しました。

参加者は5名です。

中1生が1名、中2生が2名参加してくれました。

 

新しいメンバーがいたので、各自の自己紹介と近況報告をしてもらいました。

また、当読書会の流れについて説明しましたが、今回は通常のキャラクター分析・テーマ分析ではなく、「登場人物の行動の原因」に絞って話を進めるという形に変更したことも説明しました。



課題図書は青空文庫『雪女』(小泉八雲著)です。

 

雪女雪女
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そして、読んでみた感想を聞きました。

■難しかった。短いしいったいこの話は何だったのかとなると、各地の昔話の理由を知らないとわからない感じなのではないか。小泉八雲のことも知らないと、なぜこの話を書いたのか理解するのが難しいのではないか。
■漢字が難しくて今話している私たちの言葉と違う昔の言葉を今の言葉に置き換えて考えるのが難しかった。
■雪女の目的は何なのかを知りたい。雪女は面白い奴だと思う。


以下が読書会のマッピングです。



■雪女の気持ち


■雪女と巳之吉の出会いのシーン


 

最後に、読書会の感想を述べてもらいました。


■初めて読書会に参加したが、こんなに本を読んで話し合ったことがなかったが勉強になった。そういう考え方があるんだなあと面白かった。これからは本を読んで、もっと広く考えていこうと思った。

■初めて参加した人が重要ワードを言っていたからすごいと思った。この読書会はいきなり意見を言ってもいいから話しやすい。メンバーはいろんな考えを持っていて、それは違うんじゃないかと批評してくれるのがいい。今日は眠くならなかったので、みんなと話し合えて楽しかった。

■課題図書の叩き台がいつもと変わっていたが、これでやったら前より今回の方がやりやすかった。人物ひとりひとりではなく、全体を一気に話せたのでよかったと思う。意見が言いやすかった。意外な意見がでてきて良かった。

■今回のやり方の方がいろいろ自由に話しが広げられる気がした。雪女を読んで、女性の繊細な心が私にはないんだなということが分かってしまった。面白かった。短い話でも話し合えるところがよかった。

■今回のように、疑問→様々な回答という形は話しやすかったのではないか。

 

 

 


次回の課題図書は1/14、青空文庫「 トカトントン」(太宰治)です。