7/9(土)第15回課題図書型読書会を16:00~19:00で実施しました。
参加者は5名です。中学生が2名参加です。
課題図書は青空文庫『グスコーブドリの伝記』(宮沢賢治著)です。
- グスコーブドリの伝記/宮沢 賢治
- ¥価格不明
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続いて、キャラクター分析です。
(1)ブドリ
(2) ペンネンナーム
(3)赤ひげの農夫
(4)父母
続いて、テーマ分析です。
最後に読書会の感想を述べてもらいました。
■同じものを読んでいても受け取り方が正反対の場合があって面白かった。読んでいてもやっとした感じだったけれど、読書会で明らかになって満足です。
■今回は読まずに参加したが、意見交換していて物語の内容が把握できるのがすごい。読まなくても意見交換できたので楽しかった。また、人間の心理面の話ができたのは興味深かった。
■最初に読んだ時はブドリ=ウサギ?と思っていたが、それで途中まで和んだ。ご飯を食べているところを想像したりして可愛いなあとほっこりできた。宮沢賢治は読者に動物みたいに思わせる書き方がうまいのだ、得意なんだと読書会で話してわかった。ブドリが死んで終わったので後味が悪く感じたが、死ぬ直前のシーンについて話したら、皆の見方が違ったので面白かった。
■初めてこの作品を読んだが、楽しく読めた。同じものを読んでも違う読み取り方をするのだというのが今回もあったが、メンバーとの意見の一致がいつもより多かった。同年代で女性同士だからかな。感覚の違いが年代や性別でやっぱり違うのかな。テーマのところで、宮沢賢治は科学の力で自然をコントロールするのは嫌だという人だと思っていたが、そうではないかもと知れて楽しかった。
次回の課題図書は8/13、集英社新書「フィンランド 豊かさのメソッド 」(堀内都喜子)です。