5/14(土)第13回課題図書型読書会を16:00~19:00で実施しました。
参加者は4名です。
今回も中学2年生2名が参加してくれました。
課題図書は角川文庫『雨月物語 菊花の約』(上田秋成著)です。
- 改訂版 雨月物語―現代語訳付き (角川ソフィア文庫)/上田 秋成
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1周年記念と言うことでしおり を作成しましたが、みなさんに好きな図柄のしおりを選んでもらいました。
- 改訂版 雨月物語―現代語訳付き (角川ソフィア文庫)/上田 秋成
つづけて、読んでもらった感想を述べてもらいました。
■短くてやりやすい作品だが、どんな意見が出て来るのかが楽しみでした。うまく参加して深めていきたい。読みやすくて面白い小説だと思った。
■第一印象は難しい言葉が並んでいるなと思った。わけがわからない難しい文章だなあ。最後に殺してしまうのは、うーんという終わり方だった。すっきりした気分にはならなかった。
■初めて主人公に友達ができてよかった。読んでいて涙がでた。
続いて、キャラクター分析です。
(1)丈部左門
(2)赤穴宗右衛門
(3)左門の母親
(4)赤穴丹治
(5)尼子経久
続いて、テーマ分析です。
最後に読書会の感想を述べてもらいました。
■雨月物語の作品が課題図書に出たので、ぜひとも出席したいと思っていました。BLの元祖じゃないかとか女性から見た視線の違いを知って意外性があり、驚きが強かった。
■主人公の二人は信頼関係がすごく強くて、分析をしても義兄弟になるのはすごいと思う。期間が短いのにホモになって愛し合い仇まで討つようになったのはやりすぎという面とすごい義理を通していて格好いいなあと2つあって、だけどやり過ぎ面が勝った。殺すまではやらなくてよかったのではないか。作品は難しい言葉ばかりで意味がわからないところが多く、もっと読みやすかったらなと思った。
■BL=ホモ=義兄弟が衝撃で、どの時代でも同性愛というのはあるのだと思った。同性愛ばかりで子孫が反映できなくなると将来はどうなっていくのかに関心がある。今後は、外国の文庫本を紹介して欲しい。今回はあくびが一度も無かった。
次回の課題図書は、青空文庫「いのちの初夜」(北条民雄)です。