第8回 大人と子どもの交流読書会 第一部 内容


12/20(日)第8回読書会 第一部を10:00~13:00で実施しました。

参加者は3名です。

今回は中学3年生(常連者)が1名参加してくれました。

課題図書は『一房の葡萄』(有島武郎著)です。

一房の葡萄 他四篇 (岩波文庫)/有島 武郎
¥432
Amazon.co.jp

(実際には、青空文庫で無料閲覧することができます。)

まず、読んでもらった感想を簡単に述べてもらいました。

■昔の作品だからか風景描写が綺麗で素敵。
先生はどんな手を使ってジムに対応したのか?
昔はこんな先生がいっぱいいたのではないか?
ibマッピングをしていると、こんな先生がもっと増えればいいなと思う。

■良い話だなと思った。


キャラクター分析です。

前回から導入を始めたマッピングを行っていきます。

1.僕





2.若い女の先生







テーマ分析です。










疑問点です。







最後に読書会の感想を述べてもらいました。

■まさかの展開で、自分一人では考えられないような話が出てきた。
美しい子供の作品の中にドロドロしたものが含まれているのか?
ドロドロだが、美しく作品として仕上げる浄化の仕方は美しい。
嫌な作品として印象に残ると思ったが、そうならなかった。

■有島武郎が何を考えて書いていたのかがとても気になるので、他の作品も読んでみたいと思った。

■書かれている表現の比喩を別角度から疑ってみるのが面白いと思った。
作者の来歴を知っておくと想像が膨らむので良いと思う。





次回は、青空文庫の「桜の森の満開の下」(坂口安吾著)を扱う予定です。