お久しぶりです。道場です。

今日は二部練でしたが、風邪気味だったので、乱取りなどには参加できませんでした。

これで五日間も柔道をしていないことになります。

なにか生活から大切なものが抜け落ちているように感じます。

僕にとって柔道が、そこまで大きなものになるとは思いもしませんでした。

思えば、あまりアツくなることもなく、続けることに意味があると信じて、半ば惰性で中高六年間続けていたアメフト。

そのせいか、仲間との意思疎通がうまくいかず、分裂もしばしば。

最後の公式試合で、惨敗したとき、涙が出なかったのを今でも覚えています。

それは喪失感によるものではなく、ただ、自分の中に「何もない」のを感じた。

勝負に負けた悔しさも、もっと真剣に打ち込んでいればという後悔も、なにもありませんでした。

だから、泣かなかったのではなく、泣けなかった。

それが悔しかった。

大学に入り、僕は心機一転、違う場所で戦うことにしました。

アメフトから逃げた、という負い目は、思っていたほど感じませんでした。

それほど、柔道に真剣に打ち込めたと言えます。それも、初心者として入部して、大した戦力にならないにもかかわらず、一生懸命寄り添って、ご指導してくださった先輩方のお陰です。

そして、悪態をつきあいながらも、笑いの絶えない同期の仲間に出会えたこと。

この縁、神戸大学柔道部に出会えたことに、僕は本当に感謝しています。

もうすぐ新入生が入ってきますね。

中学、高校で、思い残したこと。神戸大学柔道部は、それを克服することのできる場所だと思います。

新入生に、それが少しでも伝わればなぁ、伝えたいなぁと思っています。

新歓、頑張ります。

次は太二、よろしく