出産レポ、忘れないうちに書いておきます。

前回はこちらです→「出産レポ*その2*」

これから出産に臨まれる方へ、決して驚かそうとしているわけではありません焦り

あくまで私の例、個人的な感想です。お嫌な方はスルーしてくださいね!

私も、色々なサイトで事前に調べつくしていたのですが

結局、思っていたものとは全く違う出産となりました。

人それぞれ、妊婦さんの数だけ出産のスタイルも違うということですね。




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出産レポ、6月12日(42週0日)

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深夜1時
再度痛み止めを入れてもらう。
燃えるようなザクザクした痛みが少しずつ緩和され、やっとかたまって眠れる時間ができる。


3時半
目覚める。身体中が痛い。
起きては寝ての繰り返し、途中何度か点滴の差し替えやバイタルチェックに看護師さんが来る。
夜明けが待ち遠しい・・・


朝9時
絶食のため朝ごはんなし。
部屋に戻る時間だが痛みのあまり動けずしばらく待ってもらう。


11時半
夫が来る。同時に部屋へ移動開始。
夫と助産師さんに手伝ってもらい車椅子へ移乗、激痛!


12時
部屋にて、重湯から食事スタート。
のち、ベビーに初乳を与えるが、対面できたのはその時だけだった。
通常分娩ならこの日から母子同室だが帝王切開の場合は数日後となっていた。
私的にも絶対に、無理。



***

ベビーは「胎便」をした直後で、飲み込みが始まる直前だったため、
少しでも早くオペをすすめてくれたドクターに感謝。
感染もなく、元気一杯。
術後はベビーを抱けないし触れられない。
でも私は今が精一杯だったから、許してもらうことにした。

オペの最中、ベビーと対面した瞬間に号泣、
ただ、私が最初に発した言葉は「うそー!?」だった。
助産師さんが、「おめでとうございます!3750gの女の子です!」と言われたから・・・
私はずーっと2800~3200gって聞いてたので(笑)

その後も、今までの10ヶ月を振り返ったり、体温が低くなっていたり、
お腹が軽いのを確認するたびに、本当にお腹から卒業したんだ~と、涙。

でも生まれたベビーの顔を見て、オペの痛みが吹っ飛ぶということはなかった。
痛いし辛いし、こればっかりは別の話だなとずっと思っていた・・・


***

この日はとりあえず「ベッドから起きる」ことに集中、
トイレが部屋にあるのに行くのが本当に辛く、痛みをこらえながら夫に支えてもらいながら歩く。
(ナースコールをすればすぐに助産師さんが駆けつけてくれるが夫がいたので介助してもらった)

毎日毎日が「本当にこの痛みが消える日が来るのだろうか・・・」のネガティブ思考の繰り返し。
点滴棒を借り、全体重を預けて歩く。
夜中のトイレは30分かかって脂汗をかいていた。
そのうち電動リクライニングのベッドの動きを利用して起き上がる方法を見つける(がそれでも時間がかかる)
痛み止めがないと生活できない。

母子同室になって、ベビーのお世話で無理に動く。
夜中泣き喚くベビー、抱いてやるのも一苦労・・・ミルクもヨタヨタしながら、作るのに時間がかかる。

日ごとに動ける範囲が広がる。
退院前日の、術後6日にはなんとか自力で片付け等々ができるように。
点滴棒とも卒業できた。

退院清算時、出生届け等々を頂く。
「担当医」の欄を見て、涙。
私たち夫婦が好きで信頼していたドクターの名前が全てに記されていた。
オペをすすめてくれて、執刀してくださった方だ。
ベビーはそれを知っていて、あのドクターに取り上げてもらおうと、あのタイミングを選んだのだろうか。
思えばあのドクターにかかった日は逆子が直っていた。(後日別のドクターの日では逆子になっていた)
4D写真を撮ってくれたのもそうだった。きっと何かある、そう思った。





以上が、退院までのレポートです☆

出産を体験してみて、人それぞれにドラマがあるということがわかりました。

出産後は体調が戻ってないし、忙しくて、確かにそれどころじゃないような所はあります。

でも、痛いのは痛いし、辛いもんは辛い焦り思い出そうとすれば何度でも思い出せます・・・

とはいえ、ほとんどの女性が経験していること、私の母だって、おばあちゃんだって。

そして出産の痛みは、「価値ある痛み」、そう思っています。

娘に初めて会えたときの感動、一生忘れません。

だから、何があっても大事に育てようと思うんですね、きっと。




長くなりましたが、以上で私の出産レポを終わります☆