藤森照信展ー自然を生かした建築と路上観察ー | 千里同風

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めがねだかめだかだかわかりかねます。

会期終了後に記事公開。


〜展覧会紹介文〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

1946年生まれの藤森照信は、高校卒業まで長野県茅野市で過ごし、
東北大学、東京大学大学院に進学。
近代建築史・都市史研究の第一人者として多くの業績を残したのち、
45歳で神長官守矢史料館(長野県茅野市、1991年)を設計、建築家としてデビュー。
以後、約25年のあいだに40余の独創的な建築作品を創り続けてきた。

屋根にタンポポやニラが植えられた住宅、
皮付きの木材を柱にした鳥の巣箱のような茶室など、
藤森照信の作品は、建築の通念を軽やかに超えた新しさと、
遠い過去を想起させる懐かしさを併せ持つ、
きわめて独創的な建築として知られています。

本展では、建築と自然との関係を取り戻すべく藤森が取り組んできた
「自然素材をどう現代建築に生かすか」
「植物をどう建築に取り込むか」というテーマから、
代表的な建築をスケッチ、模型や写真で紹介するとともに、
これまで手掛けた建築の屋根・壁・左官等の素材見本、家具などを展示し、
建築家・藤森照信の仕事をご紹介します。

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今回の展覧会のメイン作品といえるラコリーナ近江八幡。
和菓子の「たねや」、洋菓子の「クラブハリエ」のメインショップをはじめ、
カフェやたねや本社オフィスなどが立ち並び、
自然の中で人が集う場所として、
2015年1月、滋賀県近江八幡市にオープンした。
今後も、コンテナショップや新店舗を敷地内に増築予定のようだ。



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藤森氏で最も有名な作品と言っていいだろう、高過庵。
少年時代に夢見た秘密基地を具現化したような建築だ。

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藤森氏の作品は、自然に共生した、
そして自然を建築に取り込んだ、というだけでなく、
そこに盛り込まれた原始的な要素が、
建築に落ち着きを与えているように感じる。


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学生時代、藤森氏の卒業設計に驚きを隠せなかったことを覚えている。
固定概念に囚われず、そして、想像を創造のレベルに落とし込むのだという、
そのような熱意に似たものを感じたものだ。