先月の日曜日、むーきんぐと一緒に総合図書館に行きました。
その行き帰りに、色々寄り道しました。
イルカの像によじ登ったり。
修理中の福岡タワーの外側の部分で働いている人を発見したり。
やっと図書館に着いたと思ったら、どんぐりを拾い始めたり。
自転車のカゴの底が見えないくらいになるまで集めていました。
帽子つきのどんぐりを枝からとってあげました。
無事図書館で本を借りた後は、
「おかあさん、これとろうよ!」と言って、自転車のタイヤの黒いブツブツをむしり始めたり。
季節を感じさせる萩の白い花を見つけたり。
(実際この時は、このきれいな蛾の名前はわからず、うちに帰って『イモムシハンドブック』で調べてコスズメかセスジスズメのどちらかの成虫であることがわかりました。)
それで、この時、せっかくだから、幼虫も見る機会があるといいなぁと思っていました。
それから1週間ほどしたころ、出勤途中にコスズメの幼虫が道路を歩いているところを発見!
むーきんぐに見せてやろうと思って、写真を撮りました。
個体には緑色と茶色のものがあって、4つの眼状紋が特徴のようです。
昨夜(10月11日)、19時過ぎにむーきんぐを保育園に迎えに行った帰り、地面を歩く黒い影を発見!
あたりは暗くてよく見えないので、2人でしゃがみこんでよく見たところ、セスジスズメの幼虫でした!
長さが7センチ、直径が1センチくらいある終齢幼虫と思われました。
コスズメとセスジスズメは成虫はよく似ていて見分けがつきませんが、幼虫は異なります。
コスズメの幼虫は緑か茶色、セスジスズメの幼虫は黒褐色です。
カメラももっていないし、あたりも真っ暗なので、家に持ち帰って明るいところでよく見ようと、近くにあったアジサイの葉っぱに乗っけて帰ることにしました。
嫌がる芋虫君をなんとか葉っぱに乗っけて歩き始めたのですが、
ふとした拍子に、葉っぱから幼虫が落っこちてしまいました。
何度か幼虫を葉っぱに乗せようと試みました。
しかし、幼虫の周りに液体状のものが広がっているのが、暗がりでもわかり、持って帰るのは諦めることにしました。
むーきんぐ:「なんではっぱにのせないの!」
私:「おかあさんが、葉っぱから落っことしたから、幼虫さん怪我してしまったみたい。だからこのままにしておこう……」
むーきんぐ:(糾弾するような強い調子で)「なんでおかあさん、はっぱからおとしたの!!」
私:「あじさいの葉っぱが小さすぎたのかも。芋虫さんには悪いことをしたね。」
むーきんぐ:「……」
芋虫が落っこちたときの、「ぼとっ」という音と、芋虫と周囲の液体状の黒い影が頭に焼き付いて、その夜は気分が晴れませんでした。
翌朝登園途中に昨夜の幼虫を探したところ、アジサイの葉っぱはなくなっていましたが、いました。
体液が傷から流出したせいで、半分(3センチ)くらいの大きさに縮んでいました……
葉っぱから落っこちたときに流れ出した体液の跡です。
本当に悪いことをしました……
私:「怪我をして動けないから、アリが巣に連れて行こうとしているんだよ。」
とにかく道の真ん中よりだったので、これ以上人や自転車に踏まれないように、
道端の草の生えている方へ移動させました。
体の裏側を見ると、皮膚がたるんでしまっているのがよくわかりました。
むーきんぐ:「ひっくりかえっているよ!もどしてあげて!」
私:「そうだね。これじゃ動けないね。」
むーきんぐ:(私の落ち込んだ様子を見て)「おかあさん、かわいそう。」
私:「かわいそうなのはおかあさんじゃないよ!幼虫さんの方だよ。」
虫の扱いはもっと慎重に行おうと大反省しました。