絹タイツや絹ストッキングを作ってくれている工場が、ここから少し車で走ったところにあります。
ここは大きな工場で、たくさんのスタッフがおられますが、その中でシルクふぁみりぃ担当の方が二人いてくれます。
お二人とも、定年後も嘱託で勤務している、とってもお人の良い方なんですよ。
(お人好しとも言いますね!)
今日は、その中のお一人矢野さんをご紹介します。
もう、お一人は出荷担当の辻元さんなのですが、彼は必殺仕事人の主水を演じていた藤田まことさんにそっくりなんです。また、次回来られましたら彼も紹介させていただきます!
矢野さんも辻元さんも、シルクふぁみりぃのお客様に喜んでいただける製品を日夜いろいろ考えてくれています!!
最近のヒットは、コットンリネン リブスパッツです。
同じデザインの色違いで、オーガニックコットン リブスパッツも、そろそろ編み始めてくれています。
最終サンプルを持ってくるときに、なんと彼は面白いものを考えてきてくれました。
サンダルの時に履く5本指靴下です。
長い間、製品製造の部門で頑張ってこられました。
こだわりを持って、楽しい製品を提案してくれています。
いつも、残念ですがブログでのご紹介まで、なかなかいきません……。
でも、今回は違っています!
こんな感じで、指先は出ます。
サンダルも履ける5本指靴下なんですよ!
指の間はしっかりエコシルクでケアできています!
半分だけの足底はコットンの薄地パイルでしっかりしています。
表から見たサンダル用5本指ハーフです。
裏から見たサンダル用5本指ハーフです。
裏側にはしっかりとハート型の滑り止めゴムを付けています。
サンダルを履いているとき、中で足がすべると困るからです。
滑り止めがついていると、足が安定して疲れないと言っていました。
販売では無く、できたらプレゼント製品としてつくろうかと考えています。
(価格的に製品にしないとダメかもしれませんが……!)
矢野さんの笑顔を見ていると、
「いやぁ、この製品はちょっとシルクふぁみりぃらしくないよ~」
って言えなくなるのです。
足底を絹にしてほしいとか、エコシルクを使わずに絹紡糸で作ってほしいとか、も少し形をスマートにしてほしいとか、思いはいろいろございます。
でも、でも、コストを抑えて、何とか多くの方に喜んでいただける製品を作りたいという彼の気持ちも汲みたくなるのです。
「ねぇ桐生さ~ん、これいいと思うよ~!これ履いてるとね、サンダルでも汗を取ってくれるし、前に滑らないから、足がラクなんだよ。きっと喜んでもらえると思うんだけどねぇ~」(彼は奈良人では無いイントネーションです)
冷えとりの観点からは、サンダル履きは少しずれています。
でも、素足よりは温かいしデトックス効果もある程度期待できます。
絹紡糸で良いモノを作りたいけど、そんなに数量は売れないはず。
なので、何度ものサンプル作りをしてもらって、ほんの少しだけの販売じゃぁ悪いかなって考えてしまいます。
いろいろな小さな流れを、うまくまとめて、大きな流れを作って行く。
そして、たくさんの方に喜んでいただける流れを作る。
たくさんの方という中には、職人さん、工場のスタッフ、糸やさん、み~んなが入っています。
もちろん、シルクふぁみりぃのスタッフも入っています。
みんなが笑顔で仕事をして、そしてその笑顔を肌着や靴下と共に購入していただき、またもっと笑顔になっていただきたい。
一般的には、そんなことは難しいと言われます。
でも、実は単純なことかもしれません。
人生はそんなに長くないので、普通に食べていけるだけあれば、そして健康ならとっても幸せです。
その気持を忘れずに、シルクふぁみりぃを続けていきたいです
糸を間違えて編み上げたUVカットロングスリーブを購入された方全員に、昨日正規品を重ねてお送りいたしました。
http://ameblo.jp/silkfamily/entry-11562273069.html
糸を間違えたお手元の製品は少し薄地なだけですので、捨てないで曇り空の日のスリーブなどにでもお使いいただけましたら、製品も喜ぶかと思います。
是非、つかってやってくださいませね!!
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一昨日の突風で、いつもは近くの田んぼを飛んでいる白サギが大きな交差点の真ん中に舞い落ちてきました。
帰りだったので、ちょうど5時過ぎ、交差点は車でいっぱいです。
幼鳥のようで、形はサギですが、普通のサギよりもかなり小さかったです。
突風と土砂降りで、飛べずに、落ちてきた格好です。
車は彼女を避けて、よちよち歩いたら、その横を通って、また反対に動いたらゆっくり徐行していました。
私も、信号が赤でもあり、動かず見守りました。
早く風が止んで、飛び立って欲しい。
周りのドライバーはみんな同じ気持ちでした。
まるで映像を見ている感覚でした。
バケツをひっくり返したような雨の中、突風もすごくて、飛び出して助けてやって、自分が車にひかれたら、誰かに人身事故を起こさせることになりますし、幸いみんな忙しい時間帯なのに、徐行と停止を繰り返していましたし……。
そこへ彼女が死角になっているらしいライトバンが突っ込んできました。
彼女は一瞬で羽を轢かれました……。本当に一瞬の出来事でした。
羽を轢かれても、まだ首を振りながら何とか動こうとしていた彼女を、私はどうすることもできませんでした。
土砂降りの中、突風で車も横に動きそうな気配。
結局何もできませんでした。
何とか、彼女が誰かに助けてもらえたら……心で願うだけで見ていることもできない私がいました。
また、その上から轢かれる確率が一番高い中、見ていることもできなかったのです。
帰り道、大きな木が突風で倒れて道路を半分ふさいでいました。
こんな風の中では、彼女(彼かも知れません)は飛べなくて当たりまえでした。
人生において平々凡々はとっても幸せです。
当たり前のことが、できなくなる日がきたら、今、普通に朝起きて、誰の手も借りずに歩いて食べていることが、どんなに幸せなことか。
その上、自分のすきな仕事を笑顔でできること、この上ない幸福のさなかに今いることを知っていきたいです!
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