菜緒さんは晴れて高校を卒業し、
思い通りの
看護学校に通わせてくれるに合格し
大っ嫌いだった家とおさらばした。
絶対家にはもう何があっても戻らない
そう決意していたらしい。
それからは家に連絡もしなかったそうだ。
たまに家から電話がかかり、
文句も言われたが、
実際毎日とてもとても忙しく
くたくたでそれどころではなかったので、
言い訳には事欠かなかった
そしていつしか家の方でも諦めてくれた。
そんな時、また久々に
母親から電話があり、
菜緒さんが居なくなったので
お父さんは家が面白くなさそうで、
とうとうその日は
真剣に意識が無くなるまで
首を絞められて、
本当に殺されそうになったと
泣きながら言って来たので、
「私にはもう関係ない
勝手にすれば」
と菜緒さんは冷たく突き放したそうだ。
それから暫くして両親は
やっと離婚したらしい。
そしてまたお母さんから電話があった時、
「私は関係ない
忙しいからもう電話して来ないで」
と言って切ったきり、
本当にほとんど縁が切れたそうだ。
その時にチラっと菜緒さんが聞いた話では、
お母さんは本当に殺されると思い
離婚するのに精いっぱいで、
怖くてお金の話もろくに出来なかったらしく
新しい生活をしていくお金がほとんど無く
今は昼も夜も働いていると言っていたそうだ
菜緒さんはずっと専業主婦だったお母さんが、
昼も夜も働けるのか少しは気になったらしいが、
そんなことはすぐに忘れていったそうです。
そしてそれから25年が経ちました
それぞれの人生は
つづく
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