菜緒さんが少し大きくなって
まぁまぁ記憶が確かになった頃には、
菜緒さんのお父さんは
しょっちゅうお母さんの弓枝さんを
殴っていました
覚えている記憶では、
おかずが気に入らないとか
そんなささいなことだったそうです
特にお酒の匂いをさせて帰って来ると
そんな理由さえもなかったそうです
そして暴力は
段々エスカレートして
暴力の無い日の方が
少なくなっていったそうです
そして菜緒さんが大好きだったお母さんと
二人っきりの時でさえ、
お母さんは一人で
泣いている時が多くなり、
菜緒さんが慰めても
無視されるようになり、
菜緒さんは一人で遊ばなくては
いけないようになっていきました
そして小学校に入ってからは、
お母さんが心配で
あまり友達とも遊んでいられなく
かといって小学校から
まっすぐ帰って家に居ても
お母さんにかまってもらえず、
そうやって一人っ子だった菜緒さんは
友達も出来ず、
寂しい小学生時代を過ごしたそうです
でもその頃はまだ、
お母さんのことは
大好きだったそうです。
そして菜緒さんは
中学生になりました。
この頃から、
菜緒さんの中で
お母さん、お父さんへの思いが
大きく変わっていったそうです
こんな小さな少女から
思春期に変わっていく中で、
どんな心の変化があったのでしょうか
つづく
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