あれからもうすぐ1か月に
なろうかと言う時、
やっと真子さんから
連絡があった。
たまに思い出しては
どうしているのかと
気になってはいたが
こちらからは
よほどのことが無い限りは
ご相談者さまにも
色々ご都合があろうかと思うので、
私からはどんなに気になっていても連絡しない
どんなに仲良くなった方にも、
それがルールかと思っているからだ
「心配していました
どうでした
大丈夫でしたか」
「駄目でした・・・・」
「エッ
駄目って・・・・・
何が・・・・・」
「ガンでした。
○○ガン・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・
でも・・・今ガンでも早期なら
皆さん治ってますよね。」
「もう手術も出来ないんですって・・・・・
余命3年って言われました・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ご主人どうされています」
「最初、まさかガンだとは
私も思っていなかったので、
黙って病院に行っていたんですが、
段々雲行きが怪しくなっていき、
内緒にしている訳にもいかなくなって、
ガンが確実だと分かった時点で言ったんです。
それまでは相変わらず朝方しか
帰って来ませんでしたが・・・・。
それがあの人、私より真っ青になって・・・・
真っ青というより
顔色がないというか・・・・
あのよくしゃべる人が
何も言えなくなってしまっていて、
どっちが病気だか分からないぐらいに、
1日で急に憔悴しきってて・・・・・
それから毎日夜7時には帰って来て、
妙に明るかったり
ボーッとしていたり・・・・
それ見ていたら
何か面白くなってきちゃって・・・・」
「じゃ離婚はしないですよね。」
「あの人が離婚は取りやめだ
絶対しないって言ってます
あ、そうそう、
大事なこと言うの忘れるとこでした
あの人とちょっと話とかするようになって、
私がこの3年間あなたの事で
すごく苦しんでいる時に
精神的に助けてもらった人がいるって話したら、
俺も是非会いたいって聞かないんですよ。」
「誰に会わせるんですか?」
「先生ですよ、先生。」
「えっ
私・・・・・
私で良ければいつでもお会いしますけど・・・」
「お時間いつ空いてます」
そうやって自営業の
マメでモテモテの
真子さんのご主人と対面することになった。
さぁ
ご主人、私に何を言いにやってくるのか
つづく
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