多くの人は、ヒーリングと聞くと特別な人や、特別な方法でしか身につかないと思っているようです。
でも、よく考えてみてください。
ヒーリングは日本語では「癒し」と訳されます。
ヒーラーによるヒーリングだけが癒されるわけではありませんよね?
例えば音楽を聴いて癒されることもありますし、絵を見て癒されることもあります。
また顔を見るだけで癒される人がいますし、自分のお気に入りの場所で癒されることもあります。
ヒーリングとはその癒しの全てを指すものであり、ヒーラーが行う気によるヒーリングは、手法の一つでしかありません。
私は音楽家も画家もその作品で人に癒しを与えるのならば、その人はヒーラーだと思っています。
さて、ヒーラーによるヒーリングですが、特定の団体では、4段階に分けてヒーリングを教え、最後は伝授という形でヒーリングの力を与えていると聞きます。
実際に見たことはありませんので、それが本当かどうかはわかりません。
ただ、私の場合は、ヒーリングを教えてお金をいただくことはありませんし、覚えたいと思う方にはお教えしています。
癒しの力というものは、ヒーラーから与えられるものではなく、本来誰もが持っている力です。
例えば、皆さんのお母さんは、皆さんが具合が悪ければ、悪いところに手を当ててくれたことはありませんか?
そして、手を当ててもらっていると、暖かくて、スーッと楽になったことはありませんか?
それは、母性の中のヒーリングの力であり、女性ならば誰もが持っている力です。
私はその誰もが持っているヒーリングの力を思い出させ、使い方を教えるだけです。
ヒーリングの他に、霊的能力の開発のお手伝いをさせていただくこともあります。
但し、全ての方が能力を開花するかどうかはわかりません。
霊的能力にはかなりの個人差があり、その能力はその人が必要とするかどうかで身につき方が違います。
私がお教えした方の中では、ヒーリング能力や気を感じる力が伸びた方がいますし、ワークによって前世を見ることができるようになった方もいます。
しかしままならないのは、実は自分に都合の良い能力だけを伸ばすということができません。
気を感じる力を伸ばしたいと思ってご指導しても、付随的に霊を見たり、感じたりする力も伸びてしまう場合があります。
霊は怖いから見たくないと言われても、総合的に力が伸びてしまいますので、これはどうしようもありません。
例えるならば、短距離走のコーチをしたが、脚力が伸び、幅跳びの実力もついたようなものです。
ただ、どのような力も、古代の先祖たちは今の私たちよりも敏感にその能力を持ち、それによって危機を察知して生き延びてきたのです。
現代の人は、危機に関する察知能力が落ちてしまったために、あらゆる危険を身に受けてしまう場合も少なくありません。