誰にでも前世はあります。
前世の話で有名なのは、美輪明宏さんですね。
天草四郎の生まれ変わりだと言われています。
ところで、そうなると美輪さんだけしか天草四郎の人生を体験していないのでしょうか?
手塚治虫さんのマンガで『ブッダ』という作品があります。
文字通り、釈迦の人生を描いた作品です。
このマンガの中に、とても面白いシーンがあります。
ブッダが苦行林にいるときの話ですが、その苦行林の側に住む長者の娘にスジャータという娘がいました。
小さな頃からブッダに恋をして、大人になったとき、ブッダに告白します。
しかし、悟りを開くことのみを希望しているブッダはスジャータの告白を受け入れることができませんでした。
振られたスジャータは森に入り、毒蛇に噛まれてしまいます。
それを知ったブッダはスジャータの心の奥に入ります。
そこでは、大きな太陽のような塊から、無数の命が出たり入ったりしています。
スジャータの命は、その塊に融合してしまいました。
ブッダはブラフマン(梵天)に会います。
ブラフマンに事情を話し、スジャータをもう一度生き返らせたいというと、ブラフマンは適当な命を選んでスジャータに入れれば良いと言います。
人の命(魂)は、全て神(生命・愛)から分かれ出ています。
神と私の本体は同じモノであり、私と私の隣にいる人も本体は同じです。
それを分かりやすくあらわしたシーンだと思います。
皆さんは、自分が思ってもいないことを口にしたり、わけがわからないけど、自分らしくない行動をしたことはありませんか?
これは、貴方の身体にもう一人の魂が入ったことが原因の場合があります。
ここで気をつけなければならないのは、これは憑依とは違うということです。
憑依を定義づけることは難しいですが、私なりの解釈では、憑依とは悪意を持った、或いは結果的に悪意を示す霊が人間に入り込み、身体的・精神的な障害を起こすことと考えています。
私が他人の前世を見る場合、それはほんの一瞬です。
時間にすれば数秒というシーンを見るだけです。
ならば、一人の人間に数多くの魂が入り、それぞれの前世を作ることも特に難しいことでも、考えられないことでもありません。
実際に、美輪明宏さんは、ご自身の前世を天草四郎とおっしゃっていますが、他にも天草四郎の身体に入り、その前世を体験している人が多くいるはずです。
魂の目的は多くを体験することです。
その目的を達成するための仕組みは、実はとても簡単なところにあるのです。


