You shall get more...16NHK杯羽生君感想 | siennaのブログ 〜羽生君応援ブログ〜

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羽生結弦選手の現役時代をリアルタイムで体験できる幸運に心から感謝しつつ、彼のスケートのここが好きあそこが好きと書き連ね、ついでにフィギュアにも詳しくなろうと頑張る欧州住まいのブログ主です。

あとちょーっと





どこらへんが伸び代かというと…

SPプロトコル





FSプロトコル




NHK杯は、健康で十分な練習ができていれば羽生君に怖いものなしというお話でした。コンペに向けた十分な練習、すなわち、プロを滑り込むということは、一つ一つの振り付けやステップに体も心も馴染んでいくということ。全身がオートマチックに正しく動くようにするということ。そういった土台の部分がしっかり確立してこその高難度ジャンプの安定ですよね。

そのステージに行き着く前にプロの骨組みを滑っていたオータムやスケカナ。そこからNHK杯までの一ヶ月で、表現に肉がつき、奥行きが生まれ、今回は普遍的に説得力のある演技を見ることができました。

天才といえども、いや、天才のために作られた高難度プロだからこそ、この繰り返しプロセスが人並み以上に大きな意味を持つと思います。どうか、これから平昌まで無病息災で思う存分練習が積めますように。

最近つべ動画巡りでコメントを読んでいると、例のアニメから来て彼にまんまと堕ちている人が(特に海外)非常に多いのが嫌でも目につきます。もちろんルックスも一因だとは思うし、それはそれで弊害はあります。でもやはり2次元に遜色ないキャラの色付けを自らに施すことのできる羽生君だからこその磁力なんですよね。現役選手の中で、ショートとフリーを完全なる別人のように滑り演じ分ける演技力を持ったスケーター、他にはあまり見かけません。顔のミミックや腕の動かし方だけじゃなく、トリプルアクセルの印象までガラッと変えるレベルの話ですよ…。

プリンスもホープ&レガシーも、これからますますブラッシュアップされ、最適化されるでしょう。その中で、付け加えられる素敵な振り付け、惜しまれつつ無くなる振り付け、今回に限らずこれからも色々あるでしょう(慣れるとアドリブ入るしw)。でも毎回判で押したような演技じゃないのもまた彼の魅力ですからね!
とりあえずは正直どちらの演技も好きすぎて、リピが止まりません…。SPの個人的ツボは、冒頭4Loまでのオルガンの音色に乗って彼がターンするたびに何かのイニシエーションを受けてアフターワールドに連れて行かれるような不思議な感覚になる所。FSは何と言ってもあの癒しのステップ。

NHK杯で会場の様子を見ていて、とてもいいなと思ったのは、ショート・フリーどちらの演技でも観客が笑顔だったり柔らかな表情だったこと。去年の周囲を寄せ付けない緊張系プロとは大違い。これは、羽生君にとっても自らの伸び代と考えている「観客とコネクトする」という課題克服に向け、ぴったりな選択だったのではないでしょうか。自分の滑る楽しさ喜びを観客に伝え、そのフィードバックをダイレクトに貰う、そんな感覚を今シーズンは体験してくれればいいなあと思っています。

そうそう、試合後のコメントによると、スケカナ後、ブライアンとの意見の相違を話し合いで解決し相互理解が深まったとそうですね。これは立派な大人の解決法です。本当に今回のキスクラはブライアンといつ以来だろうというくらい親しげにしていたので嬉しくは思ってたんですが、実際そうなるきっかけがあり、その経緯をオープンにしてくれたことに驚きました。英会話力も着々と進歩しているようだし、どんどん垣根を取っ払っちゃいましょう〜。




そして最後になっちゃったけど、NHK杯連覇おめでとう。今季初のショート100点、総合300点超え本当におめでとう!










あっ。もう一言大事なことを…。私は白より紫です(ただし下半身は保留w)!