新プロ「SEIMEI」・海外の反応 | siennaのブログ 〜羽生君応援ブログ〜

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羽生結弦選手の現役時代をリアルタイムで体験できる幸運に心から感謝しつつ、彼のスケートのここが好きあそこが好きと書き連ね、ついでにフィギュアにも詳しくなろうと頑張る欧州住まいのブログ主です。

週末遂に、羽生君の新FS「SEIMEI」がDOIで発表されました。

ニュースを集めた動画はこちら動画主様に感謝してリンクを貼らせていただきます。

選曲と衣装が判明した時はさすがに衝撃を受けましたね。
「和か~。キレッキレよ、さようなら…」と、すこーし残念に思いました。

が! 
あのスタートポーズの神がかったお写真を目にした瞬間、「和、サイコーっすね!(゚∀゚)」と、たちまち羽生晴明の式神状態に\(^o^)/\(^o^)/
野村萬斎さんリスペクトの振り付けなんですよね~。




注目のお衣装は、端正なシルエットとデザインがとってもノーブル。
動きに合わせ、はためく裾が美しい。
ただ、肩のあたり…中世というよりなんだか少しSFチックかなあ、と、私なりのささやかな改善案もあるにはあります(笑)。
でも、全体的に見てプロのテーマにも合致し、グローバルに万人受けする、無難で良いデザインだと思います。

曲も、当然今までにわかっている範囲での判断ですが、エキゾチックな和もあれば、如何にもサントラらしい耳に心地よいドラマチックでキャッチーなメロディーもありで、言ってみれば、聖俗のバランスが取れてると感じました。
作曲家の梅林茂氏は、私の好きな香港映画「花様年華」と米映画「シングルマン」のサントラも担当されていたと知ってびっくり!

肝心のプロの中身については、現地報告からは、完成すれば画期的なプロになるはず!という大きな期待感と、まだプログラムの全体像が見えない粗い骨組みの状態だった事への戸惑い、その両者がないまぜになっているという印象を受けました。
ジャンプだってショーの条件を完璧に度外視した狂気じみた構成ですから、決まる方がおかしいしね…。
3分間に、4S、4T、3F、4T-2T、3A3Tでしょ?(ジャンプ構成訂正しました。)

ただ、多くの方が、「竹林を抜ける風」といったイメージをプログラムから受けてらしたのがとっても興味深い!
氷の上を軽々と音もなく疾走して行く彼のスケートの魅力を存分に味わえるプロになるのではと、期待しています。
そして、ハイドロを配したコレオシークエンスも圧巻とのこと。
最後に山場を持ってくる構成って、絶対に強いと思います。

さて、今回「和」をチョイスしたという事で、海外でどう受け入れられるのかが心配なファンも多いと思います。

私が時々覗くカナダとアメリカのファンフォーラムでは、はっきり言って超ポジティブな反応しか無かったです\(^o^)/(現在あちらのスレッドも激流なので、全ては追えていませんが・汗)

衣装に関しては、これまでのベスト!と絶賛の嵐。

彼独特の中性的なキラキラ派手衣装、海外ファン(一人一人の出身地はわかりませんが)のウケは今ひとつで…。今回のノーフリルデザインは、シックなショパンお衣装と並んで評価高いです。
(ソチのSPで羽生君を絶賛してたうちの家族が、翌日新ロミジュリのお衣装を見るなり、なんだよあれは、オーマイガー!状態になったの、忘れませぬ…>< 正直、きらびやかな衣装も、男子フィギュアの一般層における受容度に影響してると思うの…特に男性ファンの取り込みにおいて…)

選曲については、もうワクワクするしかない!和のプログラムをやって欲しいと思ってた!等、これもまたヨロコビの声が続々と。(登録制のフォーラムですので、具体的な個別コメントの訳出は控えます。)

実は、去年オペラ座の怪人祭りに巻き込まれた時の反応が厳しかっただけに、余計嬉しいです。

warhorseという言葉がありますが、これは「軍馬」という意味の他、「標準的なレパートリーの一部だが、数多く繰り返す事で陳腐になってしまった、音楽や演劇などの芸術作品」を意味します。
…フィギュア界で言うところの、いわゆる「禁止曲」ですね。
禁止曲に関しては、こちら、6番さんの記事に非常に詳しいです。←ご覧になる前に、歴代禁止曲ナンバーワンの予想をするのも楽しいかも^^
ちなみに、まさにこういったフィギュアにおける標準的レパートリーについての知識が不足しているために、今季プロ予想にまともに参加できなかった自分、この記事を早めに読んでおけばよかったなーと今更悔しがることしきりですw

そして、これらwarhorseに対するネガ反応は海外ファンの間では特に強いようで…
こういったフォーラムでも、昨シーズンを通して、オペラ座祭りにはマジ辟易!という声が大きかったのです。
海外解説ですら、オペラ座演技が重なった大会では揶揄するコメントが聞かれたりして、はいはいはいはいもうわかりましたからっ!と、そのたびにプンプンしていた私です・汗

なので、今までに無かったオリジナルな選曲というのはもうそれだけで評価が高く、今回の羽生君の選曲も然り、未知の世界観に対するワクワク感や禁止曲回避への感謝(笑)がひしひしと伝わってきます。その熱い期待に応えることが出来るのか。頑張れ、陰陽師・羽生!











画像はnewscomさんよりお借りしています。