ショーペロとはイタリア語でストライキのことですが
もう世界共通語にしてもいいんじゃない？
と思うほど、それに遭遇機会が多い言葉のような気もします。
イタリアでは、年中どこかで
何かしらのショーペロ＝ストライキをしていまして
昨日今日はイタリア最大手の鉄鋼会社のターラント工場がインド企業が買ってくれる方向にあるのですが、買われた場合5,600人の従業員がカットされるとあり、ショーペロしてます。56００人もカットされるってことはもっと従業員がいるのだろう調べてみたら、ターラント工場には12000人も従業員がいるようです。年間生産量は6百万トン。日本最大手の新日鉄住金の君津工場は年間1千万トンの鉄鋼を生産していますが従業員数は2600人。
日本の工場の四倍以上の従業員で六割の生産量です。。。
こういうパターンはイタリアの大企業病でして、アリタリアしかり、フィアットしかりです。経費削減のため従業員カットとなると、強すぎる労働組合が立ちはだかり、今に至っています。
実質経営破たん中のアリタリア航空も近日中にショーペロ予定です。
そんなショーペロが身近なイタリアで
我が家でもついにショーペロ断行です！
明日口頭試験するから、この8カ月で習った50数ページの理科の本を全部勉強してきなさい！
という宿題が出まして
超まじめなうちの子、泣くまで勉強して
「こんなのできない！！明日学校行かない！！！」となりました。
理科とはいえ、科学？と言っても過言ではないむずかしさなんですよ。
イタリアの四年生理科の教科書。
日本の先生にお見せしたら、おーこれはすごい大学受験レベルです
っていってらっしゃいました。
日本の教科書のように図解したりで、一事象を子供にわかりやすく解説しているのではなく、ページを埋めるためにウィキペディアに書いてあるようなことがそのまま書いているのです。
で、日本のように教育産業が発達していないので、プリントとかなくて、テストは口頭だし。。
テストのために勉強してるのきいてると、博士の授業でも聞いてるみたいですよ（＾◇＾）
イタリア学校話ついでに↓↓
お子の学校リュックの中身です。
本もノートもA4サイズで大きいうえに、無駄な本がいっぱいあって
今日は全部で14冊！
子を持つ前は
イタリアの学校送り迎えのママたちが、みんなリュック持ってあげてるの見て、「なんて過保護な国なんだ」とつくづく思ってましたが
まじ重いんです！
子供に持たせるのはかわいそうな重さです。
小学校までは教科書ただなので、教科書会社も印刷会社ももらえるだけもらっとこう（国から）で、余計な本がいっぱい＝重たいリュック
という構図です。
来週いっぱいで今学年終了です！
一回も開いてない本なんかいらないから、その分中学校の教科書も援助されるべきなんですがね。